食の問題は、憲法に定める国民の生存権を危うくしている。
食品偽装、食品汚染は後を絶たない。児童の権利に関する条約第24条(健康を享受する権利)は尊重されず、「人権後進国」である。また、憲法第21条で示されれている表現の自由から認められるべきアクセス権や反論権も保障されていない。そうした状況下で、消費者が知らない、あるいは誤解している食の問題も多い。
著者は、食品業界での経験も活用して、食品問題に関わる様々な問題を明らかにしている。また、内閣府食品安全委員会の食品モニター調査を参考にして、WEBを使った食品意識調査(アンケート調査)も試み、食品添加物と遺伝子組換え食品を事例などから、食の問題に横たわる本質にせまる。
中村幹雄 著 A5判245頁
ISBN978-4-902182-11-8
企画 専門家集団
発行 オブアワーズ
定価1890円 (本体1800円+税)
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