金沢近江町郵便局前の信号を渡って近江町市場に行こうとした時、右手に「ランチ クラムチャウダー」と書かれたランチメニューを案内する折りたたみの黒板を目にした。ちょうど昼時で近江町市場辺りで昼ごはんにしようと思って歩いていた。ここはよく歩く通りだがこのお店は意識の中にはなかった。「ブルームーン」というお店の看板だった。
実は「クラムチャウダー」とはどういった料理なのか知らなかった。食べてみたいと興味がわいてドアを開けた。早速「クラムチャウダーランチ」を注文した。
クラムチャウダーとは
アメリカ東海岸のニューイングランドが発祥地で様々な種類がある。ニューイングランド風は牛乳をベースとした白いクリームスープでありボストンクラムチャウダーとも呼ばれる。(ウィキペディアから引用)
また、クラムとはアメリカ東海岸で穫れる二枚貝の一種のことを指し、米国流のスープのことをチャウダーと呼ぶらしい。
クラムチャウダーとは「二枚貝の米国風スープ」と言えそうだ。
始めて飛び込んだ店で、始めてのクラムチャウダーだった。値段も800円弱と手頃で美味しく、食後のコーヒーも旨かった。追加でチーズケーキを注文してしまった。
金森
週に一度は義母がいるグルーブホームを訪ねることにしている。
窓から外を眺めながら義母の話しを聞く。窓からは田んぼ越しに家々が見える。お菓子を売っているお店が三軒並んでおり、煎餅を売っているそうだ。義母は時たま、お店にお菓子を買いに歩いて行くそうである。
実際はそれらの家々はお菓子屋さんではなく、住宅だったり事務所だたりする。しかし、義母にはお菓子屋さんに見えているのだろう。いつも窓から見るお菓子屋さんの様子などを話してくれる。そうなんですかと相づちを打ちながら聞く。ひと通り話し終わると、また最初から話し始める。同じ話を三・四回は聞いて帰ってくる。
そういえば、内灘にいる友人の実母もグルーブホームにいるそうだ。最近帰り際に「ところで、おたくさんは、どなたさんでしたっけ?」と言われたそうだ。
義母にもそう言われる日が来るのかも知れない。
グルーブホームの帰りに白山向島にある牛乳村夢番地に寄って「おまっとソフトクリーム」を食べた。JA松任酪農部会青年部が委託製造販売ししている「おまっと牛乳」で作るソフトクリームだ。ミルクの味が濃厚でまろやかで美味しい。
金森
片山津温泉の総湯前交差点を南西方向に上って次の信号が片山津温泉口交差点。この交差点に元気コミュニティかぼちゃ村がある。
片山津温泉に着いたのは昼時、かぼちゃ村にあるビストロ ラ・ヴィーヴで昼飯にした。取り皿をもらいパスタとピザを半分づつシェアして楽しめるのがいい。
昼飯の後は街湯に寄って温まって帰ってきた。暑い日に熱い湯もいいものだ。
金森
石川には全国に名の知れた温泉がいくつかある。加賀温泉郷としての片山津温泉、山中温泉、山代温泉、粟津温泉、能登の和倉温泉がメジャーなところだ。そしてこれら温泉街にはいずれも「総湯」がある。「総湯」とは旅館の外にある共同浴場だ。「総湯」という呼び方は、どうも北陸、特に石川での独特の呼び方のようで、市町村が整備している。温泉街の顔にもなっており、銭湯と同じくらいの料金で利用することができる。
片山津温泉では総湯を「街湯」と名づけて柴山潟の湖畔にある。私もよく利用する総湯の一つだ。
金森
孫崎享さんが自身のメルマガ「孫崎享のつぶやき」で次のように語っている。
最後の一文、確かにそうだと思ったので紹介したい。
WSJ「米国人が不幸な5つの理由」を考えてみる。日本人も幸せと感じていない
8 月 22 日報道をみてみたい。
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・ニューヨーク、やや意外かも知れないが、この華やかな国際都市が全米で住民が最も不幸だと感じる都市だという。国勢調査局と疾病管理予防センターのデータを使ってバーバード大学等のリポートで明らかになった。
・不幸と感じる一因は、賃金が上がらず不況時の境遇から脱し切れていないこと。
ある調査では、米国人の36%が退職後の生活のための蓄えがないという。
・マーケット・ウォッチが、米国人がなぜ不幸なのか専門家に聞いたところ、大きな原因が5つ。
・最新電子端末で無駄に時間を過ごしているため
コンピューターは使っていると人間の感情が失われやすい。
・国民の50%がストレスを感じている。
若い人は重い責任を負わされている一方、年配者も健康問題を抱えており、ストレスのかかり具合はあまり変わりない。
・金持ちと有名人のライフスタイル
リアリティテレビや雑誌、フェイスブックなどで有名人の豪華なバケーションを知ることができる。しかし、それを見て気分がよくなる国民はいない
・米国にはシエスタがない。
「米国人は世界有数の働きバチだ」
米国の有給休暇消化率は約50%という。
・多くの米国人は不健康
本来なら肥満を抑制する適度な運動をすれば健康は保てるわけだが、人々は食べ物で自分を落ちつかせようとする。
ギャラップなどが算出している健康度指数では米国人の4分の1以上が自らを肥満と考えている。実際の肥満率は3分の1に近いとみられている。
砂糖の過剰摂取も2型糖尿病の主因とされる。
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これ等の諸条件は日本人にも当てはまる。
生き方を、「自らのモデルを確立せずに、他に依存する」、それが基本ではなかろうか。
わたしもそうだが、多くの人は「会社のため」「学校のため」「国のため」と、自らの思いを所属する組織にすり替えてあやふやにして誤魔化しているように思う。自立していない自分を感じる。日本人には全体主義を許す心情的土壌があるのだろう。
少なくとも「ごの会」は「会のため」「同期会のため」とか「同窓会のため」などといったことは考えないでワイワイやれたらと思っている。ぜひ「それぞれが自分のために同期生と語り合う」、それぞれの思いでごの会に参加して利用して貰えればと思う。「来る者は拒まず、去る者は追わず」
ちょっと理屈っぽいことを言ってしまった。ゴメン
金森
金沢人はアイスクリームが好きだ。マイナビニュースで次のように紹介されている。
アイス支出額全国1位の石川県金沢、アイス好きの実態と驚きのアイスを調査!
http://news.mynavi.jp/news/2013/07/14/014/
夏は毎日、冬もコタツに入りながら
総務省の家計調査によるアイスの1世帯あたり年間支出金額(平成24年)では、金沢市が1万80円で1位。1万円を超えたのは金沢市だけで断トツの多さだ。アイス1本100円と考えると年間100本、3人家族だと1人年間30本、月2.5本は食べる計算になる。アイス好きならそのぐらい食べるだろうが、年間平均でこの数字はやはり多い。
わたしは金沢人ではないが、アイスクリームやソフトクリームをよく食べる。好きなソフトクリームの中で、今回は菊姫大吟醸ソフトクリームを紹介する。
手取川上流に鶴来町がある。鶴来には全国に三千余社ある白山神社の総本宮「白山比め神社」があり、歴史ある町だ。ただ、平成の大合併(2005年)で松任市などと合併して白山市となったことから「鶴来町」という町名はなくなっている。
この鶴来に石川を代表する酒のひとつ「菊姫」の蔵元がある。この菊姫の大吟醸で造っているのが汐井酒店の大吟醸ソフトクリームだ。吟醸ソフトクリームは山中温泉や飛騨白川郷でも食べるが、汐井酒店の大吟醸ソフトクリームが一番だ。口に含んだ時の麹の香りが美味しい。
汐井酒店は国道157号(鶴来バイパス)で鶴来から道の駅「しらやまさん」に向けて手取川を渡る手前にある。
金森
野々市にオムレツの美味い店がある。場所を説明しても分からないと思う。興味が湧いたらググってみて欲しい。
ケチャップライスの上に乗ったオムレツの真ん中にスプーンを横に入れていく。オムレツが上下に割れて、ケチャップライスの上にトロッと溶け落ちていく。殆どの客はこのオムレツライスを目当てにやってくる。スペシャルランチ1000円。季節のパフェも逸品で、写真はもものパフェだ。生クリームは甘すぎすまろやか。しっとり感が実に美味い。
店には看板もないので、外見からはレストランとは分からない。客席が20席と丁度よい広さで落ち着く店だ。ただ、昼食時はいつも満席で行ってすぐには入れない。予約していくのが無難だ。お昼は11:30から。予約していても開店前に行列ができる。席に座って注文順にオムレツを焼くので、注文が後になればなるほどオムレツが出てくるのが遅くなる。この時は小一時間待たされた。
というわけで、野々市にはこんなレストランもあるということで紹介した。そういえば、店の駐車場に富山ナンバーの車もあった。
金森
旅先などで何処から来たのかと聞かれて「野々市からです」と答えても、どこにあるのかを説明するのが面倒である。そこで、まずは「金沢からです」と答え、会話が進めば折を見て「実は、金沢の近く野々市からです」と答えることにしている。もっとも「金沢」と言って横浜の「金沢八景」と勘違いされたこともあるのだが。
そんな「野々市」ではあるが、東洋経済が発行する「都市データパック2014年版」の「住みよさランキング2014」で、野々市市は全国で3位の住みよい街と評価されている。(昨年2013年は2位)
□ 3位の野々市市はワンランクダウン
3位の野々市市(石川)は、2011年11月に旧野々市町が単独で市制施行して誕生した、新しい市。2012年ランキングから評価の対象となり、昨年の2位からは順位を1つ下げた。市内に石川県立大学、金沢工業大学が立地していることもあり、平均年齢39.7歳と人口構成は若い。
野々市市は金沢市のベッドタウンとして都市化が進み、幹線道路沿いには大型商業施設が多数建ち並ぶ。金沢市をはじめ近隣から多くの買い物客等が集まるため、「利便度」では全国1位。また、住民基本台帳ベースの人口増加率(2013年/2010年)では全国2位と人口の流入が続いており、住宅戸数の増加と相まって「快適度」でも全国7位の高水準にある。
金沢市の近郊という至便さから介護施設等も充実。さらに、金沢市の20%通勤圏であるため、「人口当たり病院・一般診療所病床数」の指標で同市の数値を採用したこともあり、「安心度」でも2位と、3部門で全国トップ10の好位置を誇る。ただ、学生や若年層世帯が多いため、持ち家世帯比率は低く、「住居水準充実度」では763位とワースト・レベルになっている。
「住みよさランキング2014」トップ50 から引用
ちなみに富山県でランクインしているのは13位の砺波が先頭で、富山は35位。金沢はランク外だ。
金沢
それにしても今年の夏の天気はよくない。
今も外は雨。天気予報では明日からも曇や雨の日が多い。暑いのも困りモノだけど夏はやっぱり夏らしい入道雲と青空がいい。
下の写真は三年前(2011年7月)に日帰りバスツアーで立山アルペンルートをまわったときのものだ。
バスツアーの小松バスで信濃大町へ。扇沢駅からトローリーバスで黒部ダムに行き、黒部湖からケーブルカーで黒部平、大観峰駅へはロープウェイ。大観峰駅から室堂まではトローリーバス。室堂をみくりが池、ミドリガ池などを散策しながら一周した後、大町から回送してきた小松バスに乗って帰ってきた。
バスツアーで行けば、トローリーバスやらロープウェイは、概ね事前に乗車時間が予約してあって待たずに乗れる。以前、個人で列について待っていた時、後から来た団体客に予約してあるからと追い抜かれた。やたらとしゃくに障ったのを思い出した。
バスの中での添乗員の話しによれば、このツアーは「また来たい」と言う人と「もうこりごり」と言う人に極端に別れるので有名なツアーだそうだ。晴れていると景色もなにも全てが最高。雨が降らなくとも曇ったりしていると霧の中で、ただただ乗り物に乗っているだけでなんの面白みもないツアーになるからだそうだ。ツアーは天候が選べないのが最大のネックだ。
常々「雨男」と言われている私ではあるが、このツアーで私よりも強力な「晴れ男」か「晴れ女」が参加していたのだろう。誰だかわからないけど、感謝感謝のツアーだった。もちろん「また来たい」と思った。
黒四ダム ダムから放水してます。
観光放水 霧状にして吹き出しています。
立山連峰・雄山も見えます。
大観峰から黒部湖を見おろします。
金森
自宅から歩いて五分位の所にツアーバスの停留所がある。ツアーバスの日帰りで立山か乗鞍に登ろうと山の天候をみている。しかし、今年は都合が付く日に山は曇りや雨。晴れる時は都合が悪くてツアーに申し込めないでいる。
何のために山に登るのかと思うことがある。この歳になって登山で精神修行しようとか、身体を鍛えようなんて思っているわけではない。登ったぞという達成感を味わいに行くわけでもない。結局は山で見る雲海であったり、登山道に生える草花の写真を撮るのが楽しみで登るのだろうと思う。だからやっぱり、山行きは辛くなく晴れていないといけないわけだ。
立山室堂平・みくりが池 残雪のみくりが池越しに剣岳が顔を出しています。
みくりが池と立山雄山
ミドリガ池 水面にくっきりと立山・雄山を写しだしています。
雄山の頂上に人影が見えます。
山道に咲くクロユリ
金森