南砺ゆめぐりのついでに城端を散歩するこがある。散歩していると家々の脇に小川が流れ水車が回っているのを目にする。そんな光景を見ながら常々思っていることがある。
この水の流れで小水力発電すればよい。役場や公民館、体育館などの公共施設はもちろんのこと、個々の家に必要な電力は簡単にまかなえるだろう。電気を遠くから運んでくる必要はない。
小水力発電は設備利用率は70%と言われており他の発電方法に比べて設備効率は群を抜いている。また発電施設のネットワークを作りIT技術スマートシステムで管理すれば安定供給の問題も解決できるだろう。ひょっとすると地域で消化しきれない電力を作り出すことができるかも知れない。
黒部には工場が多く有る。黒部も水の町と言われているが従来の水力発電での電力を安価に使えることで工場を誘致したと聞いたことがある。
城端地区も小水力発電とスマートシステムで地域全体を発電所にすれば格安の電力を作り出せるだろう。電気代が格安ということで多くの企業が進出してくる可能性も大きい。
大量生産、大量消費は、物やサービスを人口の多い地域に運んで売るという考え方。地産池消は、魅力ある物やサービスで多くの人を集める、来てもらうという考え方だ。ブレークスルー、発想の転換だ。
小水力発電をスマートシステムで組み合わせて地域起こしをする技術の方が、原発の技術よりはるかに最先端の技術と言える。
ただ小川の利用には水利権という厄介なものがある。しかし地域の人々がその気になれば解決する知恵はいくらでも出てくるだろう。
土地々々には、自然の恵みで発電する方法は沢山ある。それを実現する技術こそが先端技術だ。原発というロートル技術にしがみつく必要はさらさらない。
金森
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