金沢のB級グルメに第7ギョーザの店のホワイト餃子がある。
第7ギョーザの店は金沢の山側環状の杜の里ジャスコ近くにある。以前は兼六園から卯辰用水沿いに小立野に向う金沢大学附属病院の近くにあった。
仕事で横浜から来た人などをわざわざタクシーで食べに連れて行ったこともある。横浜中華街をよく知る人が「究極の餃子だ」などと褒めていたのを今でも覚えている。20年程前の話ではある。
ホワイト餃子はホワイトさんが発案した餃子なのでホワイト餃子と呼んでいるようだ。拳を二回りほど小さくした肉まんのような餃子を水を差した油に浸して揚げるというか焼く餃子だ。第7ギョーザの店では餃子しか注文されないのでラーメンなどは止め、メニューには餃子しかない。そしてこれが安くて美味いものだから評判になり、金沢の隠れた名物になっている。
しかし世の中の流れとともに、ホワイト餃子も段々と残念なことになってきた。
ショックを受けたのは、餃子をガスコンロではなくIH調理器で焼くようになったことだ。以来餃子の皮に余分な油が残ってしまって味に切れがなくなった。
こんな焼き方と前後して小麦粉の価格高騰から餃子の皮が薄くなってきた。以前は餃子だけでお腹が一杯になったのだがなんとなく物足りなく感じるようになってきた。最近では具も少なくなってきたように感じる。
そして究極の変化が訪れた。出てきたホワイト餃子があまりにも油こいので、また作り方を変えたのかと従業員にたずねた。実は200個程の餃子を一度で焼く機械で焼くようになったとのことだった。今食べた餃子はその機械で焼いたものだろうとのことだった。
一方、第7ギョーザの店では焼く前の冷凍したホワイト餃子を売っている。焼き方のレシピも入っている。
餃子焼きマシーンで焼いたホワイト餃子を食べてからは第7ギョーザの店でホワイト餃子を食べたことはない。もっぱら家のガスコンロで焼いている。
次の写真の上は、家のガスコンロで焼いたホワイト餃子。下の写真は餃子焼きマシーンで焼かれたホワイト餃子
金森
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