金沢の街は、浅野川と犀川の二本の川に挟まれている。浅野川の外側に東茶屋街があり、犀川の外側に西茶屋街がある。この犀川を街から上流に登った辰己ダムの近く、金沢の奥座敷の一つ犀川峡にある「滝亭」でお昼の弁当を食べ、ゆっくりと温泉に浸かってきた。
滝亭には、滝が見える露天風呂がある。湯かげんは多少温めなので、半身浴で長く浸かっていることができる。なにも考えることなく、灯篭の向こうにある滝の音と、野鳥のさえずりに耳を傾ける。ただただ、ぼぉ?としながら、至福の時を感じる。
今日はたまたま、滝亭では、金沢市が協賛している「味めぐり」として、雅楽を楽しむ会が催されていたようである。帰り際に、滝亭の玄関先で、この雅楽の奏者から声をかけられた。お風呂で一緒になった人である。滝亭にお風呂に入りに来た人かと思っていたが、鶴来萌雅会のメンバーとのことで、月末の雅楽奉納&演奏会に誘われた。
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