IoT(Internet of Things)、直訳すれば「モノのインターネット」となる。
最近、よく耳にする言葉だ。「モノ」がインターネット/クラウドに接続され、情報交換することにより相互に制御する仕組みのことをIoTと呼んでいる。
情報通信とは、今までの発想からすれば、通信回線で結ばれたコンピューターを使い情報をやり取りするシステムといった感覚がある。いずれにしてもパソコンなどのコンピューターが物と情報を制御することを指していたように思う。
しかし、通信網が整備され、コンピューターの小型化も進み、スマホもコンピューターだが、胸ポケットに入れて持ち歩ける時代になった。そして、コンピューターシステムは、知らず知らずのうちに生活の中に入り込んでいる。今や、コンピューターを使っいると言った意識はなく、モノを構成する一つの部品位にしか思えない存在となってきている。
すなわち、モノ同士が通信回線で接続され、情報をやり取りする。情報をやり取りする主体はあくまでモノであり、コンピューターは部品、黒子として動いていると云う感覚だ。車の自動運転(走行)も、IoT関連技術が実用化を支えることになる。
最近、我が家では新聞を取るのを止めた。テレビ番組も殆ど見なくなった。一番の理由は、新聞、テレビなどのマスコミは、権力を監視するという役割を忘れ、政府、権力の考えを斟酌し、プロパガンダ的番組しか流さないのに辟易してきたからだ。折込チラシもインターネットで見れる時代だ。政府のプロパガンダを垂れ流す新聞やデレビ放送を無理に見る必要はない時代になってきた。
実は、先月末にamazon fireTV stickを買った。定価が4980円、2000円弱の発売記念キャンペーン価格で買うことができた。amazon fireTV stickは今あるテレビに差し込んで、家庭内のwifiルーターを経由してインターネットに接続して、amazonが提供するビデオやテレビ番組(主に日本を含めた世界のドラマ)を見たり、ステレオ代わりにBGMを流せたりする。
そう遠くない将来には、冷蔵庫や電気釜、照明器具といったモノもインターネットに接続されるようになるだろう。出先のスマホでこれら電化製品を制御するといった時代になる。
実際、九州電力などは電気の自由化に向け、顧客獲得サービスの一貫として、遠距離に暮らす年寄りの安否を、電気の消費パターンで判断して、スマホなどにメールするといったサービスを提供すると言っている。電力会社の差別化を図るサービスとしてアピールしようとしている。
金森
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