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改訂2限定相続の実務を発行(出版)

  • 雑談

「限定相続の実務」は、2003年5月に初版を発行し、2010年5月に改訂版を発行。法律の専門書にしては珍しく改訂、増刷を重ねロングセラーとなっている。

今回、改訂版が完売したことから、今年の1月1日施行となっている相続税法改正内容なども取り込んで改訂2版を発行することにした。発行日は来る11月15日とした。印刷も順調に進んでおり、16日には取次店に発送する手はずになっている。取次店は全国の主な書店に配本すると言っている。

取次店の配本ルートとは別に、わたしも全国の書店に新刊案内を送り始めた。それを見てボチボチと予約注文が来始めている。書店も売るつもりになってくれているようだ。

相続税に関しては、相続税法の改正で、庶民に取っても身近な事になってしまった。我が家には相続税を払わないといけないような財産はない。相続税は一部金持ちが考えることと、他人事で済ませることができる時代ではなくなってきた。いつかは相続人に、あるいは、被相続人になる。そうなった時に、自分が家族が慌てないで済むよう相続のことを考えておくのが良さそうである。そうなった時の参考にして貰えればと思い、今回発行するこの本を紹介した。

残念ながら、富山、石川の書店からはまだ注文はない。ただ、最寄りの書店で注文すれば取り寄せてくれるし、近いうちにアマゾンでも売リ始めると思う。

また、今でもグーグルやヤフーで「改訂2限定相続の実務」と検索すれば、書籍紹介ページが検索されてくる。興味があったら検索してみて欲しい。

ただ、蛇足だけれども、この「ごの会ブログ」をグーグルやヤフーで検索しても検索されない仕組みにしてある。為念まで

カバー画像

弁護士 五右衛門(大阪弁護士会所属 弁護士 服部廣志)著 ISBN978-4-902182-15-6 A5判300頁
発行 オブアワーズ 定価 (本体4000円+税)

改訂2

限定相続の実務

限定相続を理解せずして
相続を理解したとは言えない

 

法律がわからないと税理士が避け、税務がわからないと弁護士が逃げた。相続の未開分野を、著者が果敢に実務上の指針を示した待望の実務書。まさに弁護士、税理士、司法書士、行政書士、必携の名著。

 

(1) 限定承認手続きで知りたかったノウハウを、実務的に解説。
(2) みなし譲渡所得税の申告、納税手続きにおける注意事項。
(3) 訴訟手続きにおける家庭裁判所の関与の有無、財産管理人の権限。
(4) 相続債権、相続債務の範囲。
(5) 限定承認手続きの管理、換価費用の範囲。
(6) 配当手続きにおける留意事項。
(7) 初版発行後の裁判例、税務当局への対応などが詳細に追記し、不動産登記法の改正に伴う改正不動産登記法による先買権行使による登記手続を解説。
(8) ミニ破産手続きとしての役割もある限定承認手続きと、破産開始決定手続きとの関連について解説。
(9) 改訂版を刊行してから3刷と増刷を重ねてきた。刊行以降の法律等を摂り込み、問答集にも新しい問答を大幅に追加し、内容の補筆、訂正を加え改訂2版とした。

法律と税務が交錯する「限定相続」については、弁護士も会計士、税理士も、その不勉強が理由で避けてきた。

「限定相続は危険だから避けた方がいい」と言う人もいる。マクロ的には限定相続をした者を保護するための「みなし譲渡所得課税の制度」がミクロ的には限定相続人に不利益を与えるという側面もあること、そして、限定相続の特質ともいうべき「責任限定の制度」等を正しく理解しないことに起因すると思われる。

専門家がこの限定相続から逃避し避けることにより、多くの限定相続を相当とする相続事件が単純相続ないし相続放棄という形態を選択させられることとなり、法律が予定した限定相続の採用が見送られてきた。

限定相続についての法律規制と税務を正しく理解し、その選択を誤ることがなければ、この制度が多種多様な相続事案に活用できる優れた制度であることがわかる。

弁護士 五右衛門(服部廣志)

著者紹介  弁護士 五右衛門(服部廣志)

神戸大学法学部卒業  山形地裁、東京地裁(職務代行)、神戸家裁、神戸地裁判事補、神戸簡裁判事を経て、現在、大阪弁護士会所属弁護士

日弁連法務研究財団、日本賠償科学会、法とコンピューター学会などに所属し、「金利及び弁済金額計算に関する法律と実務・付録プログラム元利計算くん」、「消費者金融金利計算の実務と返せ計算くん」、「中学生にわかる民事訴訟の仕組み」、「刑事訴訟の仕組み」、「貸金業法施行規則別表算式と貸付条件記載・掲示・利息金計算=金利の黒本」など弁護士ら専門家の間でベストセラーとなっている著作などがある。

法律系インターネットの世界においては、本名よりもハンドルネームである「弁護士五右衛門」の方が著名でもある。「知識や知恵は、先人のものを盗め!」という基本的発想をハンドルネームに託している。

金森

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