「SIMロック」とか「SIMフリー」という言葉をご存知だろうか。
SIMカード(Subscriber Identity Module Card)とは、携帯電話やスマホなどで、電話の加入者を特定するためのID番号(電話番号)が記録されたICカードのことだ。
携帯電話の中にはこのSIMカードが入っており電話機として機能するわけだ。長い間、このSIMカードは、ドコモ、AU、ソフトバンクといったキャリア(通信会社)が独占していた。また、キャリアが提供する携帯電話やスマホだけで機能するようにソフト的に制限して利用者に提供されていた。このため、SIMカードを取り出して他社の携帯電話やスマホに挿し込んでも、電話機としては機能しなかった。このようにSIMカードに制限を掛けるのをSIMロックと言っている。
ただ、2011年頃から世の中の要請で、通信会社は消極的ではあるが、SIMロック解除に応じるようになってきている。理論的にはドコモが提供するスマホに、AUが提供するSIMカードを挿せば、ドコモのスマホがAUの電話機として機能することになる。しかし、いろいろと制約があって、キャリア間のSIMカードと携帯電話やスマホ(ハード)の組み合わせは、まだまだすんなりとはいかない。
一方、市場では、OCNやヤフー、楽天など、キャリア以外の会社がSIMカードを売り始めている。また、それらSIMカードを挿入すれば、通話できる携帯電話やスマホを提供する会社も出てきている。
私は、20年近くAUで携帯からスマホへと、機種を変えながら使い続けてきた。しかし、今月、2年縛りの更新月であったことから、思い切って格安スマホに乗り換えた。
SIMカードはOCNから調達。スマホはfleetelにした。ちなみに、fleetelは日本の会社であり、携帯電話市場から撤退たり合併したりした日本メーカーをリストラされた技術者たちが、スマホなどを開発し、提供している会社のようである。
次回から、格安スマホにして良かったこと、悪かったこと。格安スマホに乗り換えた顛末記を書いてみようと思う。
金森
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