宮島の弥山(みせん)の緑を背景に瀬戸内の海に浮かぶ厳島神社。平安時代の寝殿造りの名社で1400年の歴史を持ち、世界遺産にもなっている。
新幹線を含めて3日間JR線乗り放題で一万六千円の特別企画切符と、宿泊費をふるさと割で、一泊二万円を割り引いてくれる宿を使って、できるだけ遠くに行こうと、急遽、広島に旅に出た。
朝の4時半に床を出る。昨晩のうちに用意していた荷物を持って自家用車で小松駅に向かう。小松駅近くにある一日最大五百円という駐車場に車を留めてサンダーバードに乗る。新大阪で新幹線に乗換えて広島へと向かう。
朝が早いので車内販売もやってない。コンビニでおにぎりでも買ってくればよかったのだが、思いつくのが遅すぎた。広島駅に着いたのが昼近く、駅弁の「夫婦あなごめし」を買って宮島口への電車の中で昼飯にした。
若いころ仕事で広島大学に出張していたことがある。広島市内のビジネスホテルで半年近く過ごした。その時の休日に厳島神社を訪れたことがある。うっすらとした記憶しかなく始めて訪れたようなものだった。
蛇足だが、「ふるさと割」は政府が景気対策でバラまいている補助金のようだ。こんなバラマキで景気が良くなるなどとは思えない。補助してもらったというより、図らずも納めた税金を回収したようなものだ。バカな政策だと思う。
金森
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