四阿山からの帰りは、国道406号を北へ須坂に向かう。須坂から西に折れて長野へ。善光寺の横を通って白馬村方向に車を走らせる。白馬村への途中、県道36号を北へ戸隠に向かった。
戸隠に着いたのは丁度昼時だった。戸隠蕎麦で有名な戸隠神社中社そばにある「うずら家」で昼飯にしようと思った。しかし、店の前で待つ人の行列にげんなりした。そこで、鏡池方向に車を走らせ「そばの実」で昼飯にした。ただ、「そばの実」でも少し待たされた。
びんびんと澄んだ朝の空気の中で、蕎麦を打ち始めます。蕎麦も、その同じ空気を吸っています。蕎麦は感じて応えます。
空模様に、
季節の姿に、
打ち手の心に。
出来上がる蕎麦から自然の言葉が伝わります。ひかえめに、今日という日を、このときばかりの味わいでささやいてきます。
歯ごたえもほどほどに、確かに美味かった。
金森
コメントする