クラウドと言う言葉をご存知だろうか。クラウドコンビューティングを縮めた言い方でIT用語(情報技術用語)の一つだ。「クラウド」は日本語に訳すと「雲」だが、アメリカ国立標準技術研究所 (NIST) では
クラウドコンピューティングとは、ネットワーク、サーバー、ストレージ、アプリケーション、サービスなどの構成可能なコンピューティングリソースの共用プールに対して、便利かつオンデマンドにアクセスでき、最小の管理労力またはサービスプロバイダ間の相互動作によって迅速に提供され利用できるという、モデルのひとつである。このクラウドモデルは可用性を促進し、5つの基本特性と、3つのサービスモデルと、4つの配置モデルによって構成される。
と定義している。
ただ、こんな事を言われても何のことか分からないと思う。
「クラウドとはインターネットのこと」と理解すればよい。
すなわち、複数のコンピュータを使っていても一つのコンピュータを使っているように見せるコンピューティング、情報技術ということだ。コンピュータにはサーバもあればパソコンもあるが、ネットワークに繋がっている全てのコンピュータが対象と考えればよい。
例えば、わたしが書いた一つ前の記事「観音坂」には写真が貼り付いている。この写真は米国Yahoo!!が提供しているflickrというサービスを使っており、実際の写真はflickrのコンピュータの中にある。しかしあたかもブログが格納されているコンピュータの中に写真があって文章と一体となって見えていると思う。
ブログを見ている人に取っては、文章や写真が物理的にどこのコンビュータに格納されていてもよい。格納しているコンピュータには興味はない。雲の中にあっていい訳だ。だからクラウド。
金森
コメントする