今回の韓国旅行に特別目的はなかった。強いて言えば、正月休みをアウェイで過ごしたかったと言うことだろうか。家にいると休みが休みにならない。だから、事前に何の予定も立てて来なかった。
一日目を迷子になりながらも、それなりに楽しんだ私はその夜、明日はどうしようかと思案していた。日本を発つ前、今回、別口で済洲島のカジノへ行った夫が買って来てくれた旅行雑誌、事前に開くこともなく旅行バッグに押し込んできた。それを開いてみる。ソウルは三度目だが、前回までは買い物好きの夫が一緒の買い物ツアーだった。今回、行くなら韓国の歴史に触れることの出来る場所へ行きたいと思った。
よし、明日は韓国歴史探訪の一日にしよう。そう思って見ると、景福宮、昌徳宮、宗廟、北村韓屋・・・旅行雑誌には行ってみたいと思う場所がいくつも紹介されていた。ここと、ここと、・・・自分なりにコースを組み立てながら、旅行雑誌をめくっていくと‘アドバイス'というコーナーに次のような行があるのが目に入った。
「月曜日、火曜日は休館のところが多いので行くなら、水曜日?日曜日に」
なに?っ・・・明日は火曜日。そう思って、もう一度、旅行雑誌を見直すと、ほとんどの施設が火曜日休館であった。火曜日、開いているところを探す。幸い世界遺産に登録されている昌徳宮が開館している。ここへ行こう。それから、韓国の伝統的家屋、韓屋が保存されている北村に行こう。町並みを散策するなら休みは関係ない。
昌徳宮では日本語ガイドツアーがあるということなので、午前十時半のツアーに参加することに決めた。
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