産経新聞の社会面に『「なれ合い型」学級崩壊が急増 都市部で顕著』という記事があった。我々の高校時代のことを振り返りながら、この記事を読んだ。 みなさんはどう感じるだろうか。
この記事の中で、崩壊の過程を次のように言っている。
年度当初、保護者は「自分の子供は受けいれられている」と感じ、教師との信頼関係が築かれる。だが、内実は先生と個々の子供の関係ばかりが大切にされ、集団としてのまとまりに欠けている。教師は友達口調で子供に接し、子供に善悪を理解させず、曖昧(あいまい)な態度を取ることが多い。
学級のルールが守れなくても「今日は仕方がない」などと特例を設けたり、私語を許すなどルール作りがおろそかになり、子供側には「ルールは先生の気分次第」という空気が生まれる。やがて教室内には、教師の気を引く言動が無秩序に生まれ、「あの子がほめられて面白くない」「先生は私と仲良くしてくれない」などの不満が噴出。告げ口が横行し、学級の統制が取れなくなる。
先生のお客様は生徒だと言ってみたり、先生方の行動を逐一管理(監視)しないといけないとする風潮が教育現場にあるようにも聞く。
学級のルールが守れなくても「今日は仕方がない」などと特例を設けたり、私語を許すなどルール作りがおろそかになり、子供側には「ルールは先生の気分次第」という空気が生まれる。やがて教室内には、教師の気を引く言動が無秩序に生まれ、「あの子がほめられて面白くない」「先生は私と仲良くしてくれない」などの不満が噴出。告げ口が横行し、学級の統制が取れなくなる。
先生方が、自分の生き様をさらけ出して生徒に接すれば、生徒達は先生の後姿を見て育つだろう。我々も、良きにつけ、悪るきにつけ、先生方の後姿を見て育ってきたではないか。先生達は自分の生き様に自信を取り戻して欲しい。
また、学校の管理者と言われる人達にもお願いしたいのだが、先生達を管理(監視)するのが管理者の役割と勘違いするのではなく、それぞれの先生達が、自信を持って生徒に接することができる職場環境を作るのことこそが管理者の大切な役目だと思って欲しいものである。
しかし、どうしても先生という職業に自信を持てない者はでてくるだろう。そんな先生方には、別の道に進めるようにして置いて欲しい。これがないと、何時までも先生という職業にしがみ付いていなくてはならなく、先生に取っても生徒に取っても不幸なことになる。
その先生に適した次の職場を提供したり、紹介するのも、役所や管理者の役目ではないのだろうか。
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