今日、『「みゃーらくもんの系譜 富山のタレント』という面白いページを見つけたので、紹介する。
「みゃーらくもん」という言葉は、「身が楽な者」が訛った言葉で、一所懸命にならないで、身が楽に行動する人のことを言う方言とのことである。私自身は、あまり使った記憶はない。しかし、おぼろげに、高岡が出の母に「そんなのは、みゃ?らくもんがやることやがいねん。」と、よく言われていたような気もする。呉西の方で使われている言葉なのかも知れない。
富山県の風土(米文化のところ)では、真面目さだけが評価され、周りばかり気にして、独創性にはありまり目が向けられなかった。しかし、高度経済成長が終わった頃から、みゃーらくもんが評価される時代になって、タレントも他県よりも多くなってきてるのかも知れないとしている。
続いて、志の輔や湯川秀樹の話などを紹介しながら、富山県人気質を浮き彫りにしていく。
そして、最後に
富山出身のタレントが主役・準主役を演じるこの頃
室井滋→映画『のど自慢』(売れない演歌歌手というひねくれた役どころ)『OUT』(予定)
西村雅彦→民放のサスペンス主役
野際陽子→ドラマには欠かせない姑・母親役
タレントではないが、鹿島アントラーズの柳沢敦は富山県出身である。彼はフォワードなのにアシストが多いのが役どころなのである。つまり、脇役をしながら、ゴールも狙える、という富山県民らしさがいっぱいのプレーヤーなのである。
こうして、不況の世の中、手堅い演技と肝の据わった富山出身のタレントの活躍は続く。
富山県民の性質は次世代を担う県民性なのでは、なーんちゃって。
「脇役をしながら、ゴールも狙える、という富山県民らしさ」。私の中にある富山県人は、これかも知れないなぁ?と思った次第である。
いずれにしても大変面白いエッセイだと思う。ぜひ、ご自身で読んで、自分の心のルーツを振り返ってみるのも良いのではないだろうか。
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