息子が学生の頃、近くのスーパーでバイトしてたことがある。富山でも品物が安いことで有名なスーパーだった。彼がいうには、ダンボールに入っている品物を小分けにして店頭に並べるとき、ダンボールを開けるとカビだらけということがよくあったそうだ。もちろんというか、なんというか、カビだらけであろうと捨てはしない。カビを手袋をした手で払って、小分けして店頭に並べていたそうだ。
福島産の放射能に汚染したコメは、他県産のコメと混ぜあわせて、放射線量を基準値以内に収めるようにして、国内産米として売りさばいているようだ。あるいは、コンビニのおにぎりや廻る寿司のシャリとして使われているとも聞く。加工品にしてしまえば分からないということだろう。
放射能は健康には影響を与えないと考えている人もいるだろう。かたや、健康被害の原因になると考えている人もいる。
放射能汚染米を他県産米と混ぜて国内産米としたり、加工品にしてわからなくして売るのではなく、福島産とブレンドしていることを明示したり、加工品の原料にしていることを開示して販売すべきだろう。放射能を気にしない人は買うし、気にする人は買わない。わたしは、放射能を気にする派だが、放射能を気にしない人に福島産米を買わないように言うつもりはサラサラない。買う買わないは各人の判断でよい。
わたしは、野菜や果物などの農産物は、近くにあるJA直売場や道の駅で買うことが殆どだ。安売りスーパーと、値段はさして変わらない。ちなみに、農家の人が小分けにした野菜などを軽トラックで運んできて、自分で商品置き場に並べているのによく出会う。
コメも籾殻付きの地場産米を欲しい量をその場で脱穀してもらう。時には五分つきなどで精米してもらうこともある。こちらもスーパーと値段はさして変わらない。野菜や果物の袋には生産者の名前が貼ってあったりする。名前を覚えておいて、その人が作った物を選んで買ってくることもある。
お盆も過ぎ8月ももう直ぐ終わる。ブーメラン台風10号の影響もあってか、朝晩は肌寒さも感じるようになってきた。季節は確実に秋に向かっている。
直売場に地物の栗やイチジクが出ていた。
早速、栗ごはんにした。デザートにホットケーキを焼いて、地物のイチジクとブドウを添えた。
金森
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