誰しも何らかのコンプレックスを持ちながら人生を生きている。また、コンプレックスを跳ね返すことを、人生を生き抜く原動力にしている人も多いだろう。
ここに、コンプレックスに立ち向かった二人の著名人を紹介する。一人は安倍晋三、もう一人は、松下幸之助だ。
安倍晋三は、コンプレックスを感じる相手を権力でねじ伏せて自分に従わせる。その為には、平然と嘘を言う。コンプレックスを嘘で塗り固める。
方や松下幸之助は、コンプレックスを感じる相手に積極的に教えを請う。知識と知恵を引き出し、それを参考にしながら事を進める。自身のコンプレックスを隠すことはせず、ありのままの自分で生きようと努める。
わたしは、松下幸之助のようにコンプレックスに対峙していきたいと思う。
国のリーダーは国としてのコンプレックスを抱くことがあるだろう。しかし、日本国のリーダーは、安倍晋三のような方法でコンプレックスを解消して欲しくない。安倍晋三は日本国のリーダーには相応しくないと、わたしは思っている。
安倍首相の根深い学歴コンプレックスを父親の番記者と大学の恩師が暴露! 何の勉強もせず保守主義を叫んで...
http://lite-ra.com/2015/12/post-1742.html (一部引用)
LITETA
『安倍晋三 沈黙の仮面』(小学館)
それは大学に入っても変わらなかった。大学時代の恩師の興味深い証言が本書には紹介されている。
「安倍君は保守主義を主張している。それはそれでいい。ただ、思想史でも勉強してから言うならまだいいが、大学時代、そんな勉強はしていなかった」
安倍首相に政治家としての思想などないことはわかっていたが、本書では、ただ幼い頃刷り込まれた祖父・岸の「教え」を盲信したまま、なんの成長さえしていないと批判されているのだ。
さらに、である。この恩師は「ましてや経済、財政、金融などは最初から受け付けなかった」とまで語っている。また、学友も安倍首相の大学時代を「政治家になる気はなかったのではないか」と証言している。
「本当に後を継ぐ気であれば、もっといろいろな知識を吸収して、"将来、日本はこうあるべきだ"といったモチベーションがあってもよかった。でも当時の安倍君には、そういうビジョンは感じなかったし、その片鱗を語ることもなかった」
憲法改正やアベノミクスを高らかに謳う安倍首相のビジョンなき"底の浅さ"が証明された形だが、しかし問題は勉強が苦手で、努力もしなかった安倍首相が、現在でもそのコンプレックスを引きずり、その歪んだ思いを首相として現実に政治へ投影していることだ。
本書では安倍内閣に東大出身者が歴代内閣の中でも極端に少ないことを指摘した上で、安倍首相と付き合いの長い議員の証言を紹介している。
「晋ちゃんは東大出身者とエリート官僚が嫌い。議員でも東大出身者とは肌が合わないのか敬遠する傾向がある」
自らの学歴コンプレックスに加え、好き嫌い、敵か味方かで政治を執り行う安倍首相だが、最終学歴を経歴から"カットする"という驚くべきこともやってのけている。それは2006年に上梓した『美しい国へ』(文藝春秋)には存在した「成蹊大学法学部卒業、神戸製鉄所勤務を経て、82年に父・晋太郎外務大臣の秘書官に」という略歴が、13年にリニューアル刊行された『新しい国へ』(美しい国へ 完全版)ではそっくり削られてしまっているという。
幸之助は弱みを強みに変えることができた
見せかけの強さから出発してはならない
http://toyokeizai.net/articles/-/94110 (一部引用)
東洋経済online
幸之助が成功した理由とは?(写真:読売新聞/アフロ)
弱さに徹したところが強さになった
こうした厳しさ、強さはどこから出てきたのだろうか。
その強さは、奇妙な言い方かもしれないが、自分の弱さを認識し、その弱さに徹したところから生まれてきたのではないかと思う。
たいていの人間であれば、なるべく自分の弱さを隠そうとする。隠さないまでも、どこかで自分の「優位性」を表現しようとする。弱い自分をどこかで「強く」見せたいと考える。その無理が、逆にその人本来の魅力を失わせる。しかしほんとうの自分を素直にさらけだす者には、魅力が生まれる。そばにいる人の心を開かせ、かえって存在と迫力を感じさせるようになる。
と同時にもうひとつ、松下はその弱さから出発しながら、弱さを現実において「強さ」に変える意思を持っていた。
弱さを強さに変えるためには、どうすればいいのか。日々、一歩一歩を積み重ねていくことである。人に尋ねたほうがいいと思うならば、素直に尋ねる。その日なすべき仕事に、誠実を尽くす。恵まれた能力がないというのであれば、人一倍の熱意でことにあたる。そのような小さなことの積み重ねが、平凡を非凡に変え、弱さを強さに変えてくれる。
このように考えてくると、成功を目指す者が心すべきことは、中途半端に自分ひとりを高きところに置き、見せかけの強さから出発してはならないということである。成功を目指す者が心すべきことは、自分の弱さを直視し、認識し、それを出発点にして、なおかつその弱さを徹底して貫き通し、平凡なことを誠実に熱意をもって積み重ねることによって、本当の強さを生み出していこうとすることである。
金森
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