なばなの里でイルミネーションを楽しんだ後、ホテルに戻ったのが夜の8時だ。朝の3時に起きると流石に一日が長い。身体もそこそこ疲れている。9時には眠りについた。
次の朝、目を覚ましたのは7時だ。朝食はバイキング、レストランが混む前に朝食にしたかった。7時半にBSで朝ドラの「まれ」を見て食堂に向かった。バイキングだと目があれもコレも欲しがって少し辛いことになる。今回もそうなってしまった。和食も洋食もと。
ホテルに隣接して三井のアウトレットがあった。もうすぐ開業する小矢部のアウトレットも三井のアウトレットのようだ。実は前日にアウトレットを見て回っていた。以前から欲しいと思っいたものを見つけていた。なになも三重で買うことはないだろうとは思ったが、安く買える機会はそうないだろうと思い買いに行った。
10時にチェックアウト。昼食は滋賀の近江八幡で取ろうと、ナビに調べてきた食堂をセットしてホテルを出た。
ナビに表示される住所は四日市を通り山並みをめがけて進んでいく。標識には鈴鹿山麓という文字も見え始めてきた。ここから先は細くてくねくねした道を走らないといけないと予感させる場所で車を止めた。道を挟んだ広い駐車場に車を入れる。
モダンな建物が並んでいる。温泉施設もあるらしい。施設内を歩いてみた。確かに温泉があった。レストランもある。ドルチェの店も並んでいる。そして驚いたのは、この施設は石川能登出身のパテシィエ辻口博啓さんが深く関わっていたことだ。
自然の恵み、温泉を核とするアクアイグニスは食にこだわります。なぜなら私たちの身体が食によって作られるからです。
食べて生きる以上、私たちは大地とつながっている。天才的な料理人はそのことを思い出させてくれます。
辻口博啓と奥田政行。彼らは素材作りにまで徹底的にこだわる料理人です。
素材にこだわることは、大地にこだわることにつながり、それは、環境や健康という言葉の意味を改めて考えることでもあります。
大地と私たちとの「つながり」を結晶化させた、美事な一皿を体験してください。
ここで昼飯にするか、細い道を山越えして近江八幡に向かうか、引き返して関ヶ原に向かうか。悩むまでもなく結論はすぐに出た。戻って関ヶ原に向かうことにした。
ただ、ここまで来る時に「とろろ」という看板を目にしていた。昼飯は麦飯のとろにすることにした。
麦とろご飯でお腹は満腹、家路についた。三重への旅は終わった。
金森
コメントする