日本酒の酒蔵は全国各地にある。各蔵は晩秋から初冬に「あらばしり」と呼ばれる新酒を出す。ただ「あらばしり」は多く作られないので、その土地に行かないとなかなか手に入らない。
今日の晩酌は京都錦市場で買ってきた京嵐山の「あらばしり」丹山純米酒にごり酒。栓を開けるとジュワッと炭酸の泡が立つ。この時季にしか飲めない酒だ。
ワインで言えばボジョレー・ヌーボーといったところだが、わたしには「あらばしり」の方がしっくりくる。毎年この季節を楽しみにしている。各地の地酒を呑んでみるのも楽しみの一つだ。
丹山は京都嵐山の地酒だが、錦市場にある丹山の直営店で買った。肴は錦市場の入り口にある大丸地下で買ったパルミジャーノチーズだ。大丸でホテルに帰ってからの酒の肴を探していた時、たまたま隣にいた奥さんに「これは美味いのよ」と勧められたものだ。丹山とピタリと合い酒も肴も実に美味かった。
金森
コメントする