我が家には電話機が複数台ある。人より電話機の方が多い状態だ。ごくまれではあるけど携帯電話も含めこれら電話機が一度に鳴り出すことがある。こうなるともうパニック状態喜劇である。そんな状況で電話を使っている昨今だ。
実は以前少しでも電話料金が安いところと思ってNTTから平成電電に替えたことがある。ところがその平成電電がつぶれてしまって回線が他の会社に引き継がれた。引き継いだ会社にも不安があったのでNTTに舞い戻った。
先日インターネット電話に電話しても通じないとある人から知らされた。確かに接続機器のVoIPランプが消えていた。自分でいろいろ調べても分からなくてNTTに頼んで来てもらった。接続機器やケーブルに不具合はないか、接続先への設定に不具合はないかを調べてくれた。半日掛かってやっと、ある機器の設定で"l"(エル)が"1"(数字のいち)になっていたのが原因ということが分かった。ただし、いままで問題なく使えていたものがなぜそうなったのかという根本的な原因は不明なままだが。
ところで、いままでの固定電話は壁にある電話用のジャックと受話器をケーブルで繋げば事足りた。しかしISDNだのインターネット電話、光電話などでは壁から電話機までの間にいろんな機器を接続する。その機器の調達先や接続先はNTTだけではない。このため一旦電話が普通になると厄介なことになる。どの機器が故障したのか、接続先との不具合はないかを突き止めるのが大変だ。最近では電話料金は安くはなった。しかしその分面倒な時代になった。
今回NTTは良心的に素早く対応してくれた。多分平成電電だったらこんなわけには行かなかっただろうと胸をなでおろした。
金森
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