案内されたレストラン'宮宴'のランチは大正解!!韓国風を強調しない落ち着いたインテリアでまとめられた店内では、日本語の話せるスタッフが応対してくれた。
韓国料理と言えば、キムチ、焼肉、チゲ鍋位しか知らなくて、にんにくと唐辛子のイメージだったが、バランスの良い食材、陰陽五行説に基づく彩り、繊細で、やさしい味の数々はちょっとしたカルチャーショックだった気がする。
心配した値段だが、ランチのコースが3万ウォン前後で3メニューほどあって、充分なお徳感、大満足、大満腹でレストラン'宮宴'を出た。
韓国宮廷料理は、昨年放送された韓国の人気ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」の大ヒットの影響で、韓国内でも、今、ちょっとしたブームになっているそうだ。
'宮宴'前の駐車場横にある管理人小屋を覗き、'宮宴'に案内してくれた男性にお礼を言って行こうとしたが、管理人小屋は空、彼の姿は見えなかった。ちょっと寂しい気がした。
'宮宴'を出て、当初の予定通り北へ向かって歩く。少し行くと案内板が見つかった。そこを左折すると狭い坂道がはじまる。韓国の伝統的家屋、韓屋が保存されている地域へと入ってきた。
立派な塀に囲まれた豪邸が続く。どの家も驚くばかりである。テーマパークにでも紛れ込んだ錯覚さえ覚えるが、どの家にも人が住んでいる気配がした。きっと韓国の大金持ちが住んでいるのだろう。 セコムの赤いシールが目に付く家もある。確かセコムは日本の企業のはず。そういえばセコムのCMにヨン様が出ていた。
急な坂道を、左右に立ち並ぶ韓屋を見ながら登っていくと結構高いところまで来たみたいで、ソウルの町が見渡せる。観光客にたくさん出会うと思っていたが、案内板からここに来るまで、一組のご夫婦らしき初老カップルに出会っただけであった。
また迷子?・・・少し不安になって、坂道を下ることに。日も西に傾きかけていた。
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