私の勤める専攻科調理師養成課程では三回、極上の食事会があります。
この仕事に携わっての特権でしょうか!(もちろん費用は自己負担です) 大人が通う(高校卒以上)学校ということもあって、贅沢な学習を展開しています。一人ではなかなかこのような体験ができませんから。
一つめ、まず1年生で「フランス料理のテーブルマナー(お食事会)」研修があります。
二つ目は1年の2月、東京でホテルサービスやホテルでの食事等を体験します。
今年度は赤坂のホテルニューオオタニに宿泊し、中国料理のテーブルマナー研修をします。三つ目、2年生になると金沢の「つば甚」で日本料理(加賀料理)の食事会も体験します。もちろん事前に様々な食文化に関する学習を重ね知識を得て出かけます。
先日「レストラン小西」(北陸で初の仏料理・レストラン)へ行ってきました。
オーナーシェフは本校の講師であることから、格安の値段でオーソドックスな仏蘭西料理を提供してくださいました。
その料理を写真で紹介します。
?前菜(白海老のテリーヌ帆立入り・自家製スモークサーモン、南半球では今、旬のホワイトアスパラ:富山だからこそ味わえる逸品!最高に美味しかった)
?コンソメスープ(牛肉400gから時間をかけ、旨味を引き出した極上の味・香り。さめるとそのまま琥珀色のゼリーになる、R小西ご自慢スープ)
?魚料理:ジロール茸&トリフのソテーと富山湾の甘鯛のパイ包み、バターソースがけ、絶妙の取り合わせ、自家製パイ皮が香ばしくパリパリ!
?肉料理:鴨ステーキ季節の野菜添え=紫キャベツ・蕪・オクラ。
?デザート:洋なしの赤ワイン煮の下に自家製アイスクリームさらにその下にはアールグレイのシフォンケーキが敷いてあり、食べる直前、熱々のチョコレートソースがかけられる。甘さを控え、洋酒の香り豊かな大人のデザート。
最後にコーヒー。
ワインを飲みながら極上の料理を賞味する。まさに至福の時でした。
最近のレストランでは懐石風の仏蘭西料理を出すところが多くなりましたがレストラン小西では古典的な仏蘭西料理が出ます。料理サイズも仏蘭西人並み。
しかし、健康志向にあわせて穀類や野菜をたっぷり使用し、エコロジーの観点から、地産地消、旬の食材を使うようにしておられます。
富山の食材の素晴らしさに出会え、料理の奥深さに触れ、食の醍醐味を感じさせてもらえるのがレストラン小西です。
レストラン内ではピカソやシャガール、レジェといった20世紀を代表する絵画に囲まれ食事ができます。本物の絵画に本物の料理。これらの作品にひけをとらぬ素晴らしい料理にグラフィックデザイナー故田中一光氏、アーティスト三宅一生氏なども訪れたという素敵なレストランが富山にあるのです。
機会があったら、是非一度、シェフの料理を味わってください。
要予約。料理は1万円コースから1万5千円です。
最後の写真はピカソの絵が写っている店内です。
Comments [3]
No.1kokkoさん
素晴らしい特権ですね(笑)
ほんとに美味しい物を食べると幸せな気持ちになります。
北陸で初めてのフレンチレストランなんですか?
そういえば、富山ではあんまりレストランがないようでしたが・・・
レストラン小西の料理は力強い感じがしますね。
地産地消も良いですね、富山は食材に恵まれていますし。
“ホワイトアスパラ”東京でも食べましたよ。
六本木の仏料理“ヴァンサン”TVの「料理の鉄人」に3度出演し勝者となった城シェフのお店です。
機会があったら是非!お勧めです。
No.2匿名さん
六本木の仏料理“ヴァンサン”TVの「料理の鉄人」のお店に一度行ってみたいですね。小西先生は日本を代表して国際料理コンクールの審査員もしておられる方です。富山へ来られる機会はがありましたら是非、食事会をいたしましょう。(潤)
No.3匿名さん
再度投稿します。
レストラン小西のオーナーシェフ私たちより4歳年上です。
私たちが高校を卒業した後に今のようなレストランにしておられます。
建物はその当時のままです。
我々の時代は、「大重亭」という洋食屋が総曲輪にあったと思います。今はないですね。そこは正統派のフランス料理を出してはいませんでした。懐かしい時代のことですね。
「レストラン黒川」も覚えていますか?カレーがおいしいレストランでした。ずいぶん前に店をたたんでいますね。
上野の「精養軒」のようなお店は今、富山にあるのでしょうか?
ではまた・・・・(潤)
コメントする