チューリップは富山県の花。今日は、同じチューリップでもスーパーマーケットのお話である。
チューリップは、富山県射水市に本社があるアルビス株式会社のスーパーマーケットである。射水市は平成の大合併で出来た市である。アルビス本社は、北陸自動車道の小杉インターの近くで、合併前の大門町と小杉町の境にあると言った方が、分るかも知れない。
実は、富山を拠点とするアルビスが運営するスーパーマーケットが、私の家の周りのスーパーマーケットを、全て乗っ取るような勢いで、広がっている。
少し前に、近くにあった経営者が別々のスーパーマーケット2店舗が、アルビスに買収されて、チューリップになった。そして、ごく最近、近くに出来た大きなショッピングゾーンのスーパーマーケットも「アルビス」という名前である。
これで、我が家から歩いていけるスーパーマーケットの殆どは、アルビスのスーパーマーケットという事になる。
家の回りだけではなさそうである。金沢の街を車で走っていても、チューリップをよく見かける。
こうなると、さすがに飽きてくる。家の奥さんも、仕入れが同じだからだろう、どこへ行っても同じものしか並んでいないと、ぼやき始めている。
似た話が、金沢のホテルにも言える。金沢の中心街と言えば、片町、香林坊ということになるが、通りを挟んで何件もAPAホテルが立ち並び、ちょっと大袈裟かも知れないけど、APAホテル一色になりつつある。最近、片山津温泉にも、温泉旅館を買収して、進出したようである。
なんでこうなってしまうのだろう。市場原理なのか経済原理なのか、勝ち組が残ると言うことだろう。
しかし、利用者に取っても、良いことばかりではないと思うし、多分、このままずうっと続くはずもないだろうと、眺めている今日この頃である。
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