同期会に出席する為に乗った特急サンダーバードが神通川に差し掛かると、なんとも言えない懐かしい感覚がよみがえってきました。大学時代を関西で過ごした私は帰省の度に特急雷鳥が神通川を渡ると、「やれやれ、帰ってきた!」と安堵したものでした。
大学を卒業後、一家で富山を離れた私にとって、今は同期会でもなければ、訪れる機会もなくなりましたが、富山は‘ふるさと’、神通川は‘ふるさとの入り口’。鉄橋の上を走る特急サンダーバードの車窓から、草深い川原を眺めながら、35年余りの時空をトリップして、富山駅構内に入ったときは「おかえりなさい!!」という声が聞こえた気がしました。
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