これが小説と言えるのかどうかは分からないが、小説の書き出しには相応しくないようで、読む人ごとに批判された。自分でも、このような書き出しでは不評を買うと思ってはいたが、そう思いながらも、執拗に「闇」を描く処をみると、自分でも驚くくらいに「闇」に捉われているらしい。こんなことも小説に書いた。
「雨夜の花火・百間川の闇」から
立野幸雄(たての ゆきお)1950(昭和25)年 富山市生まれ。立命館大・慶大の各文学部の日文、国史専攻卒、文学修士(仏教大)、人間学修士(武蔵野大)
民間企業を経て富山県立高校教諭・校長。同県立図書館長、射水市大島絵本館長を歴任。
とやま文学賞、富山新聞文化賞、北日本掌編小説賞などを受賞
小説
有限会社オブアワーズ 石川県野々市市本町4-9-38, 〒921-8815
TEL&FAX 076-294-1126, E-mail books@ofours.com