長岡御廟を出て神通川の上流方向に走る。進行方向五福辺り左手に「富山県水墨美術館」がある。
休日ということもあって、駐車場は満車だったが、幸いにも一台の車が駐車場を出るところだった。
入館しても、展示室に入らなければ、館内は無料で見て回れる。展示品はいずれ見学しようと思ってはいるのだが、未だ鑑賞していない。美術館の前庭を歩いたり、館内のベンチに座って庭越しに立山連峰を眺めたりしている。そういえば、庭にある桜がそろそろ見頃ではないだろうか。
2.設置目的
日本特有の風土と永い伝統の中ではぐくまれた水墨画などの特色のある日本文化の美を広く紹介し、県民の教養の向上と文化の発展に寄与する。
3.基本的理念・性格
(1)日本文化の美を具現化する美術館
水墨画などを鑑賞する「場」とされてきた床の間など日本家屋の特徴的な生活空間を整備し、作品をその空間の中に展示することより、失われつつある日本文化の美を再認識するのにふさわしい美術館とする。
(2)美術文化交流の場としての美術館
県民と芸術家の美術文化交流の場として、また、富山県と国内外の地域との交流の場として活用することができる美術館とする。
(3)自然と一体化した和風の美術館
静かな自然に囲まれた環境のもと、県民をはじめ、国内外の人がくつろぎとやすらぎを得られ、日本文化の精髄を感じ取ることができる和風の美術館とする。
(4)県民に愛され親しまれる美術館
県民がいつでも、積極的に利用し、鑑賞できる場とし、県民の自発的な文化活動にインパクトを与えることにより、県民の生活や文化の向上を図る美術館とする。
(5)日本文化の特質を世界に発信する美術館
屏風、襖絵、軸、巻物など長い伝統の中で育まれてきた日本文化の美を有する作品の展示・調査研究活動を行うことにより、日本文化の特質を国内外に広く発信し、美術文化交流のネットワーク化を図る、世界に開かれた美術館とする。(富山県水墨美術館HPから転載)
金森