コンドラチェフの波動

昨年末から年始と慌ただしかった。

年も押し迫った年末28日に高岡の叔父の訃報が入った。通夜、葬式で年末が過ぎた。年が明け年賀状で、世話になった横浜の知人が、ガンで胃とひ臓の摘出手術を受けて闘病中ということを知った。

実は、昨年末には東京の知人の奥さんがくも膜下出血で意識不明になっているとの連絡を受けている。その後の容体はどうなのか心配しているのだが連絡はない。

そして、昨日、従兄弟が喉頭がんで金沢大学病院に入院していることを知った。今日、顔を見に見舞いに行ってきた。昨年から兼六園近くの病院に入院している義母の容体も芳しくない。

話は変わるが、「コンドラチェフの波動」をご存知たろうか。

ウィキペディアの「景気循環」で次のように解説されている。

約50年の周期の循環。長期波動とも呼ばれる。ロシアの経済学者ニコライ・ドミートリエヴィチ・コンドラチエフによる1925年の研究でその存在が主張されたことから、シュンペーターによって「コンドラチェフの波」と呼ばれ、その要因としてシュンペーターは技術革新を挙げた。第1波の1780 - 1840年代は、紡績機、蒸気機関などの発明による産業革命、第2波の1840 - 1890年代は鉄道建設、1890年代以降の第3波は電気、化学、自動車の発達によると考えた。この循環の要因として、戦争の存在を挙げる説もある。

その景気循環の底が今年になるのではないかと感じている。

一方、1日の産経ニュースで経団連・榊原定征会長の認識を次のように報じている。

「日本経済の基本的なファンダメンタルは強い。アベノミクスの経済政策は徐々に効果をあげ、着実な回復をとげている。28年度は安倍首相が打ち出した32年にGDP600兆円を目指す初年度だ。政府は実質で1・7%、名目で3・1%という成長率見通しを掲げた。民間予測より高い水準だが、是が非でも達成しなくてはならない」

要するに「希望」「願望」である。日本の大企業経営者が願望を語り始めた時が景気の頂点であることは、ITバブル崩壊で学んだ。

今年は個人としても世界中でも申年らしく荒れた一年になりそうである。冷静に世界を見渡せば、安倍首相が言うように日本だけが特別とはならないだろう。もっとも、いままで安倍首相の口らかは嘘しか聞いてこなかった。そのことから考えても、安倍首相や自民党、公明党の言うことの反対の方向に進むことは確実と考えて良さそうである。今年から来年にかけての何処かで、日本の株価は7000円台にタッチするかも知れない。

嘘で塗り固めて、詭弁で人を誤魔化す自民党、公明党は許せない。その仲間になろうとしているおおさか維新の会も情けない。当然わたしは、そんな嘘と詭弁で塗り固めた人たちは支持しない。

新年そうそう少し熱くなってしまった。

金森

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この記事について

このページは、ofoursが2016年1月 6日 07:00に書いた記事です。

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