今回の旅のしめに姫路城を訪れた。
姫路城は平成5年12月、奈良の法隆寺とともに、日本で初の世界文化遺産となった国宝だ。シラサギが羽を広げたような優美な姿から「白鷺城」の愛称で親しまれている。
姫路城は2009年(平成21年)から大天守保存修理工事(平成の修理)のため、6年あまり囲いなどされていてその姿を見ることができなかった。その工事も今年2015年(平成27年)3月に完了した。わたしが訪れた時には、美しい姿を見せていた。
城内を歩いていると、偶然にも天守閣に向かって飛び立つシラサギを目にした。近くを歩いていた人たちも「白鷺城でシラサギを・・・」とざわめいていた。
当日は曇り空で、時たま青空がのぞくといったあいにくの天気ではあったが、400年の時を越え、日本の宝から世界の宝となった姫路城の優雅な姿には圧倒され感動を覚えた。
金森