厳島神社の後ろにある山が弥山だ。「みせん」と呼ぶ。
宮島は松島、天橋立と並んで日本三景の一つとされている。伊藤博文は宮島について「日本三景の一の真価は頂上の眺めにあり」と絶賛したとそうである。
宮島口からフェリーに乗って宮島に渡る。このフェリーはJR西日本が運営している。今回利用した三日間乗り放題の対象路線になっていた。
宮島でフェリーから降りてから、先ず弥山に登った。宮島の中央部にある標高535 mの山であり、古くから信仰の対象になっている。標高はさして高くなく、中腹までロープウェイでいける。足元も整備されていてトレッキングシューズが必須という訳ではない。しかし、あなどってはいけない。登るには結構辛いものがある。
山頂付近には御山神社(みやまじんじゃ)があり、山頂付近から山麓にかけては大聖院の数々のお堂がある。空海が宮島で修行をした時に焚かれた護摩の元火が1200年間昼夜絶えずに燃え続けているという消えずの霊火(きえずのれいか)などもある。
信仰の山として古くから参拝者が絶えない山でもある。
宮島弥山山頂から瀬戸内海を望む
金森