若者が立ち上がったSEALDs(シールズ) 戦争法案は許さない

SEALDs(シールズ)渋谷ハチ公前 若者たちのスピーチから

「渋谷のみなさん、みなさんはこの国が貧困大国であること。2000人が一年に餓死すること。一日に100人の人が自殺してること。まだあります。先進諸国では大学までの学費が無料なのに、この国では高校も大学もどんどん学費が増えていることを。つまり、この国は国民をなめています」

「どうして国民も満足に食べさせることができない国のために、僕たちに戦争をしろと言うんでしょうか。政府の方にお願いです。どうかもう、国民のためとウソをつくのをやめてください。いま日本は本当にぎりぎりの所まできています。」

「国に語らせてはなりません、僕らが、あなたが、自分の声で語りましょう。例えば100年前まで選挙権があることは当たり前ではありませんでした。立憲主義のためにどれだけの血が流れたでしょう。そのために叫ばれた声は私たちが受け取ったタイムカプセルです。」

「そして僕たちの声が未来へのタイムカプセルになります。安倍総理、僕があなたに直接手をくだすことはありません。手をくだすまでもないでしょう。歴史は進み、人類は進化します。彼らを置いて時代は進むのです。僕らは声をあげつづけるからです」

「私は怒っているけれど、馬鹿の一つ覚えで反戦を訴えているわけでもないし、怒り狂っているわけでもありません。少しでも耳を傾けてほしくていま話しています。反戦を訴えるのはあまりにも当たり前で、戦争をするのはどこか野蛮な遠い出来事のように感じているのかもしれません」

「戦争は日本だから起こらないのではありません。自らの安全のために自己責任論で他人を切り捨てろという世論も起こってきます。それぞれの信じる正しさが違っているだけで、大切な家族を思う気持ちは同じはずです。負の感情が重なれば争いは簡単に起きてしまうから。」

「作られた言葉ではなく、刷り込まれた意味でもなく、他人の声ではない私の意思を、私の言葉で、私の声で主張することにこそ、意味があると思っています。私は私の自由と権利を守るために、意思表示することを恥じません。そして、そのことこそが私の〈不断の努力〉であることを信じます」

「人類が何百年も積み重ねてきた負の感情や争いの種の扱い方で、その最たるものが日本国憲法だと思います。私たちはちょうど平和な時間に生きています。戦争に参加するのなら、人を殺し、武器を売るのなら、相応の覚悟と自覚が必要です。私にはその覚悟はとても重いものに思えます。」

「日本はイラク戦争のとき、その覚悟や自覚があったでしょうか。テロリストは残酷で悲劇をうみ、わたしは彼らも許せないけれど、彼らをうみだしたのはこの社会ではないでしょうか。安倍総理はまた後方支援といって自覚も覚悟もないまま再び戦争に参加させようとしています」

「私は長い長い紛争で、何が傷つくのかこの目で見て知っています。怪我や病気であっても、彼らは当たり前に尊重されるべき命です。時間は戻らず、大切な成長期に親元にいられず、怪我や病は彼らの人生を確実に苦しめます。私たちが出会ったアフガニスタンの子どもたちは美談じゃない」

「アフガニスタンの小さな友人やその家族はアフガニスタン人だからそうなったわけではありません。私は彼らを見てきたからこそ、戦争をしないという理想を掲げたいのです。犠牲者が出てからでは遅いのです。今声をあげている人「私の言った通りになったよ」と優越感にひたるのですか」

「国会前にきてください。デモに来てください。疲れているから足を運んでください。snsでいいねがいくら増えたって届きますか。疲れていても足を運ぶから、声をあげるから届くんです。憎悪の連鎖を私たちが止めましょう。私たちが止めるんです。私は戦争法案に反対します」

「それでも今日私はここに立つことを決めました。何故なら私は本気だからです。みんなと同じ服をきて同じ机に並んでいたころKYって言葉が流行りました。でも、どうやらこの国では自分の意見を持つことそのものが空気が読めないって言われてることに気づきました。」

「日本でも戦争が終わるときはその国のお偉い誰かが調印をして終わったわけではなかったはずです。血が流れなくても戦争は続きます。反省のないまま戦前へ突き進もうとしている現政権に対して警鐘を鳴らす、それが私が唯一できる先の大戦で亡くなった方への弔いだと思います」

「今まで大人が無関心だったことを責める気はありません。子どものお前に、女のお前に、ただの学生に、ただの一国民に何が出来るんだって言われ続けました。私は私の可能性の全てをかけて現政権を引きずりおろします。そうしないと私が迎えるにふさわしい未来はやってことないから」

「だけど、もう無関心でいることも、すました顔して知らんふりしているのもやめませんか。私は全てのリスクをしょって声をあげることを止めません。そしてここに同じ気持ちで一緒に立ってくれる人がいることを嬉しく思っています。私は戦争法案に反対します。」

「おかしいことにはおかしいって声をあげます。
バイトの合間をぬってミーティングして、いろんな人に頭下げて、こんな渋谷のど真ん中に車おいて、ちゃんといまnoって言いたいんです」

で、その国民の代表でがんばってほしいから今日はほぼ全ての野党の皆さんに集まってもらったわけです。頼みますよ、国民の代表!というわけで、がんばりましょうね。野党ばらばらになって何回も選挙するの嫌ですよ?

「野党がまとまるだけではだめなんです、自公のなかの良心のある議員に働きかけて欲しいんです。メールでもFAXでも、自公のなかから揺さぶっていって欲しい。いまいる議員が踏ん張らなくてはいけないが、最後は国民の皆さんの力なんです。どうぞよろしくお願いいたします」


金森

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この記事について

このページは、ofoursが2015年6月27日 17:32に書いた記事です。

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