NHKの朝ドラの影響もあって、最近ウイスキーをストレートで飲むようになっている。
ドラマの中で「スモーキーフレーバー」とマッサンが熱く語っていた。ただ、ウイスキーを飲んでいても私にはどんな香りをスモーキーフレーバーと言うのかよく分かっていなかった。
今回、ニッカ余市蒸留所に展示されているピートの香りを嗅いでみて、これがスモーキーフレーバーなのだと実感した。
ピート(Peat)とは、湿原に植物の遺骸が分解されず蓄積された可燃性の「泥炭」、「草炭」のことだ。ウイスキーを作る際、ピートを燃やして麦芽を乾燥させる。その時にピート香が麦芽に伝染る。これがスモーキーフレーバーなのだ。だから、スモーキーフレーバーのことをピート香とも言う。ウイスキーの香りの違いは、ピートの違いによるものなのだ。
ウイスキーの楽しみ方が一つ増えた。
金森