桜の季節の富山に行ってみたい。

4/4例会の案内があった時、そんな思いでいっぱいになった。富山を離れて40年余り、この季節に富山を訪れたことは一度もなかった。金森さんに出席したい旨メールして、一週間位前から天気予報を気にかけていたが、例会の二日前まで雨の予報、運の悪さを嘆いていた。

ところが、前日になって天気予報が"曇り時々晴れ"と変わった。神様が私にご褒美を下さったと思った。

当日、サンダーバードと出来立ての北陸新幹線を乗り継いで富山に着いたのは11時少し前、駅に隣接するホテルに荷物を預け、松川べりに向かって歩いて行くとチンドン、チンドンと聞き覚えのある懐かしい音が聞こえてきた。チンドンコンクールの音だった。40年ぶりに訪れた春の富山で、満開の桜とチンドンコンクールに出会えた。"ツイテル"そう思って嬉しくなった。

例会に参加しようと思った時、実は少しだけ不安があった。神戸から唐突に参加してきた私が皆さんの中に溶け込めるのか。ひとり浮いてしまったらどうしようとか。

でも、そんな心配は全く無用だった。私は一瞬で皆さんの中に溶け込んでいた。

とりとめのない話の数々、おいしいフレンチ、新しい西町の街並み、美しく整備された富山城址公園、満開の桜、チンドン屋さんやたくさんの屋台、二次会での富山の海の幸とお酒、そして皆さんの温かい笑顔・・・忘れることのない思い出をいくつも持って神戸に帰ってきた。

富山東高校5回生でよかった。感謝。

辰己多香子

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このページは、ofoursが2015年4月 7日 07:00に書いた記事です。

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