義母は認知症で食事ができなくなっている。「モノの食べ方が分からなくなっている」といった方が正しいだろう。
入院している義母の様子を見ていると、そう遠くない将来に自分もこうなるかも知れないとふと思うことがある。
そんな中、『週間ダイヤモンド』に興味深い記事があった。人ごとではないと思い引用して紹介することにした。
『週刊ダイヤモンド』2月21日号の巻頭特集は「3人に1人がヤバい 認知症社会」。さて、2025年に認知症やその予備軍の人数はどこまで膨らんでいるのだろうか。
認知症の高齢者(65歳以上)は、団塊の世代が全て75歳以上となる2025年には多い場合で730万人となり、高齢者の5人に1人に上る。年明けに国が明らかにした推計は、認知症社会の到来を告げた。
12年時点は462万人で、高齢者の7人に1人だった。有病率は十数年で一気に高まることになる。
これだけでも十分衝撃的だが、認知症の予備軍である軽度認知障害(MCI)を含めてカウントすれば、もっと厳しい現実が突き付けられる。
12年の時点では認知症462万人とともに、MCIが400万人いると報告されている。認知症の後ろには、その8割分に上るMCIが控えているのだ。
25年時点で同じ割合でMCIがいるとすれば、584万人。認知症と足し合わせると1314万人。高齢者の3人に1人に相当する。
特に糖尿病や高血圧は認知症の大きなリスクファクター。生活習慣病に不安のある中高年は注意が必要だ。
「アルツハイマー病が増えているのは糖尿病とその予備軍が増加しているから。まず糖尿病にならないようにするのが重要」と清原裕・九州大学教授。糖尿病の有病率増加の影響を受けないと想定して25年の認知症を推計すれば、675万人にまで抑えられる。
脳血管性認知症については高血圧との関連が強いため、「若いうちから高血圧を早期発見、早期治療すること」が肝要だ。
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金森