一昨日、横浜からの知人と金沢駅近く此花町の料理屋「日々魚数寄 東木」で一杯やった。
カウンター席が4つでテーブル席が6席という小さな店だ。料理屋と言うより割烹といった方がよいかも知れない。カウンター席に座って、板さんが出してくれる加賀野菜の源助大根や季節の香箱ガニ、のどくろの笹蒸しなどを肴に、石川の地酒を酌み交わしながら話も弾んだ。板さんが握る寿司も口に含んだとたんにシャリがサラッとバラけて、
そしてデザートとして出てきたのが満寿泉の「貴醸酒」と能登の「柚餅子(ゆべし)」だ。
ご存知のように満寿泉は富山は岩瀬の桝田酒造店の酒だ。貴醸酒はいままで呑んだことがなかった。水の代わりに日本酒で仕込んだお酒とのことで、まったりと蜂蜜のようで上品な甘さだった。柚餅子は源平の頃に生まれたと伝えられる古くからあるお菓子だ。始まりは、お菓子というよりも保存食、携帯食として作られていたようだが時代とともにお菓子に変化してきたようだ。
加賀料理を、富山と能登の逸品で締めくくった楽しく美味しい会食だった。
(蛇足)
ちなみにお代は料理の割にはかなりお手頃。狭い店なので事前に予約が必要だけど、金沢にくることがあったら気軽に声を掛けてください。ミニミニ例会やりましょう。
金森