孫崎享さんが自身のメルマガ「孫崎享のつぶやき」で次のように語っている。
最後の一文、確かにそうだと思ったので紹介したい。
WSJ「米国人が不幸な5つの理由」を考えてみる。日本人も幸せと感じていない
8 月 22 日報道をみてみたい。
*********************************
・ニューヨーク、やや意外かも知れないが、この華やかな国際都市が全米で住民が最も不幸だと感じる都市だという。国勢調査局と疾病管理予防センターのデータを使ってバーバード大学等のリポートで明らかになった。
・不幸と感じる一因は、賃金が上がらず不況時の境遇から脱し切れていないこと。
ある調査では、米国人の36%が退職後の生活のための蓄えがないという。
・マーケット・ウォッチが、米国人がなぜ不幸なのか専門家に聞いたところ、大きな原因が5つ。
・最新電子端末で無駄に時間を過ごしているため
コンピューターは使っていると人間の感情が失われやすい。
・国民の50%がストレスを感じている。
若い人は重い責任を負わされている一方、年配者も健康問題を抱えており、ストレスのかかり具合はあまり変わりない。
・金持ちと有名人のライフスタイル
リアリティテレビや雑誌、フェイスブックなどで有名人の豪華なバケーションを知ることができる。しかし、それを見て気分がよくなる国民はいない
・米国にはシエスタがない。
「米国人は世界有数の働きバチだ」
米国の有給休暇消化率は約50%という。
・多くの米国人は不健康
本来なら肥満を抑制する適度な運動をすれば健康は保てるわけだが、人々は食べ物で自分を落ちつかせようとする。
ギャラップなどが算出している健康度指数では米国人の4分の1以上が自らを肥満と考えている。実際の肥満率は3分の1に近いとみられている。
砂糖の過剰摂取も2型糖尿病の主因とされる。
*********************************
これ等の諸条件は日本人にも当てはまる。
生き方を、「自らのモデルを確立せずに、他に依存する」、それが基本ではなかろうか。
わたしもそうだが、多くの人は「会社のため」「学校のため」「国のため」と、自らの思いを所属する組織にすり替えてあやふやにして誤魔化しているように思う。自立していない自分を感じる。日本人には全体主義を許す心情的土壌があるのだろう。
少なくとも「ごの会」は「会のため」「同期会のため」とか「同窓会のため」などといったことは考えないでワイワイやれたらと思っている。ぜひ「それぞれが自分のために同期生と語り合う」、それぞれの思いでごの会に参加して利用して貰えればと思う。「来る者は拒まず、去る者は追わず」
ちょっと理屈っぽいことを言ってしまった。ゴメン
金森