金沢の東、石川県と富山県の県境に医王山がある。休日にはトレッキングをする人達が多くいる。トレッキングコースもいろいろある。前回は、夕霧峠近くから大池平へ下りるコースを歩いた。このコースは、坂がかなりキツくて大変な思いをした。
今回は、車で金沢大学角間キャンパスを抜けて、医王ダム辺りから下りて医王山ビジターセンターまで車で行った。そこから大沼(おおいけ)へとなだらかな山道を歩いた。
大沼(おおいけ)に着いたのは丁度昼時。大沼の周りを散策して、昼飯は途中で買ってきた芝寿しにした。大沼の脇に案内板があり「大沼の伝説 以前の大沼とその周辺は、樹木が茂り昼でも暗く泉鏡花の小説『薬草取』の舞台にふさわしく、幽霊話が出てもおかしくない場所でした・・・」とあった。『薬草取』を読んだことがないのだが、きっと幽霊が出てくる怖い物語なのだろう。
帰りは三蛇ヶ滝に寄ってビジターセンターへと引き返した。室生犀星は短編『医王山』で、三蛇ケ滝周辺の地を「鹿辷り(しかすべり)の峡谷」と表現しているようだ。この短編も読んでないので、残念ながら小説の内容については紹介できない。
トンビ岩
大沼(おおいけ)
キショウブ 大沼
三蛇ケ滝
金森