用事があって富山に行った。用事を終えると昼飯時になった。
ラーメンが食べたくなった。お腹もチャーシューメンを求めている。大喜根塚店でチャーシューラーメンにすることにした。昼時はいつも駐車場はいっぱいなので車を止めれるかどうか心配していたが、ラッキーにも一台出るところだったのでそこに入れた。
若いころ総曲輪などで飲んだ帰りに西町大喜でラーメンを食べてから帰ったものだ。飲んだ後の黒くてしょっぱいラーメンの味が忘れられない。最近ではその大喜もいろんなところで見かけるようになった。
たまに西町本店や二口店にも行く。しかし大喜根塚店とはどこか味が違っている。それに大喜根塚店だけが値段が少し高い。もちろん若いころに食べてた味はどちらなのか覚えているわけもないのだが、私の口にあうのは大喜根塚店の味であるのは確かだ。西町大喜のチャーシューラーメンは黒すぎるしクドすぎるといったのがわたしの印象だ。
大喜根来店のレジに小さなチラシがあった。たまたま手に取って読んでみた。チラシには「大喜は平成12年に解散しました。現在、西町と同じ場所で別会社が大喜の名前で営業し、支店を数多く出しておりますが私共と一切関係御座いません。お客様には親子三代に渡りご来店頂いておりますが、開店以来の味を忠実に守り続けてまいります。」と書いてあった。
なる程そういう事だったのかと納得した。
西町大喜本店やその支店には「富山ブラック」というのぼり旗が並んでいる。一方大喜根塚店にはそんなのぼり旗はないし「富山ブラック」という表記はどこにもない。「チャーシューラーメン専門」とだけある。
「富山ブラック」とは西町大喜のラーメンのことを言うのかも知れない。ただ、わたしにとっての「富山ブラック」は大喜根塚店のチャーシューラーメンだ。
大喜根来店のチャーシューラーメン
西町大喜のチャーシューラーメン