富山には銀盤をはじめとして旨い地酒が沢山ある。一方、石川にも富山に負けず劣らず旨い地酒が沢山ある。
その中で、今日紹介するのは野々市に酒蔵がある中村酒造の日榮だ。野々市の地酒とも言えるのだが、金沢本多町にある中村記念美術館は、中村酒造先々代社長 故、中村栄俊氏が永年収集した茶道具と金沢の伝統工芸の名品をもとに開館し金沢市に寄贈した美術館だ。その意味では金沢の地酒とも言える。いずれにしても石川の地酒ではある。
その中村酒造の造る酒のブランド名が日榮だ。いまは亡くなった父もよく呑んでいた銘柄でもある。
ここのところ、新酒にハマっていて今日の酒も「新酒にごり酒」。ただにごり酒といっても後発酵ではないので栓を開けても微炭酸の泡はない。しかし新酒独特の爽やかさが口の中に広がる。
肴は石油ストーブの上でコトコトと煮た黒豆にした。