東京―伊勢―紀伊那智―熊野―奈良五條―富山―東京2000kmの車旅紀行
学生時代の男友だち(共に年金暮らしの富山市出身者)と11/1?6の紀伊半島・富山の旅行記です。
11/1 7:00JR新宿駅西口待合わせ。一路、伊勢・鳥羽・志摩方面に向かう。(第二東名高速経由)午後、伊勢神宮の内宮20年の「式年遷宮」の年ということで、あたらしくなったお宮をお参りしました。伊勢神宮は、過去に何度もお参りに行きましたが、今回の「式年遷宮」で、内宮の中まで、入ってお参りしたのは初めてです。(左の写真)何か厳粛な気持ちでお参りしました。お昼は伊勢うどん、汁がない、濃厚なタレだが、慣れてくるうち、だんだんうまみが分かってきた。おみやげの赤福は、本店のお店、長蛇の列で、あきらめて途中のドライブインで購入することにした。伊勢神宮も、おかげ横丁も人で一杯。伊勢神宮のあと、今日の宿泊先の鳥羽・志摩半島の突端の町、大王町の民宿に向かった。この大王町は浜と灯台と漁師町として、よく絵の題材になる町。素人画家を自称しているわたしとしては一度訪れたいと思っていた町です。(下の写真)「今日は、夕日がきれい。」と民宿の女将さんに言われて、簡単に絵の題材用にスケツチを開始。一泊2食付きで6000円/人の超格安の民宿でしたが、お刺身は結構キトキトでした。
11/2 二日目は、この志摩の海岸線に沿って、一路那智勝浦に向かいました。
途中、まだ、紀伊方面は、高速道路が全部繋がっていないのか、ある程度、出来上がっている高速道は無料区間ということで、ズーと下の一般道を走るより、時間短縮ができ、高速代も浮いて、ラッキーと内が躍りました。お昼は、新宮の駅地元前の海鮮のお店。
地元の方が利用しているお店を選びました。観光客を相手にしている食事店は高いしうまくないのが定番です。だから、私は、個人旅行の場合、大概こういう地元の方のお店に入ります。やはりこのお店も700円の定食、二人が頼んだシラス丼と若鳥の唐揚げ、ボリューム、美味しさともに予想通り二重丸!!予想的中で、気分良く今日はちょっと早めのチェックイン(15:30)することにした。今日宿泊するホテルは、海が見える洞窟風呂など六つのお風呂があり、一度入ると家に帰るのを忘れるという「忘帰洞」のある「ホテル浦島」です。ホテルへは船で渡ります。
このホテルは、旅行ツア―ガイドには、必ず出てくる有名なホテルです。
まあ、このホテル、今まで私が知る限りでは、一番大きなホテルかなあ。ハワイアンダンスで有名ないわきのスーパーリゾートハワイアン並みの大きさですね。ツア客、一般の個人客と、人で、ごったっ替えしでした。
11/3 例の「忘帰洞」のお風呂はうわさ通りであったが、部屋から、各々風呂場は、遠くて、結局六つのお風呂場は踏破できず、三つで終わりでした。次の日の午前中も、ここのお風呂満喫しようかと予定していたが、朝早々にバイキングの朝食をとり、渡し船で、勝浦港の船着き場にもどった。車で一時間ほどの熊野古道の大門坂の駐車場に着き、ここから、よく、観光パンフの宣伝に使われている杉並木の古道の石段を登り、その後、那智大社、那智の滝、青岸渡寺、熊野本宮大社を参拝見学した。
その日のお昼は、昨日新宮でランチした同じ地元の海鮮料理店に入り、今度は新宮でしか食べられないクジラの尾身の刺身を初めて食べた。今までの食感とは違い珍味に近かった。いずれにしろ、こういう経験は旅のおもしろさだと思っている。
新宮から内陸のほうに入って、日本一の吊り橋の「谷瀬」経由で、奈良の五條市に宿泊した。
11/4 朝早く起きてホテルの近くを散策。奈良は柿の葉寿司が有名です。その柿の葉寿司を作っていた老舗のお店を散歩の途中で見つけ早速購入。これで今日のお昼はゲットしました。お昼が楽しみ。奈良と言えば、東大寺の大仏、法隆寺が頭に浮かぶが、この奈良五條は、江戸街道の宿場の街並みが残る静かな町である。吉野川がゆったりと流れ、紀伊の新宮まで、開通する予定であった鉄道高架跡が町の静けさに馴染んでいる。(上の写真)ここも私が、秘かに行きたかった隠れ名所である。個人の車旅行の良さである。ホテルでのゆったりした至福の朝食(バイキングではありません。)を取る。途中、道路沿い日本一の生産を誇る奈良の柿の木畑を眺めながら一路、高野山へ向かう。高野山に着くと、朝ゆっくりしてきたのが仇になり、狭い高野山付近の駐車場は、どこも満車の空き待ちで長蛇の列。そこで苦肉の策として、路上駐車し、何度の訪れている私は車に残り、今回初めての友人は降りて、急いでの高野山のポイント地を走り回っての観光となった。でも高野山の紅葉は結構きれいであったのが唯一幸いであった。この後、奈良、三重、愛知、岐阜の各高速道路を経由して、その日の20:00頃に、富山の我が実家に無事到着。今は両親の居ない実家であるが、このようにして、友人と一緒に泊まったり、ひとりでのんびり絵描きのためのアトリエに使ったりして、ちょっくちょっく富山に帰っています。その日は、長距離の高速道運転のため、軽く寝酒を飲んで爆睡。(年金暮らしの自由さを思う存分活用して)
11/5 我が富山の実家での私の手作りの味噌汁で、遅い朝食をとり、その後、宇奈月温泉、黒部トロッコ電車の発着駅の対岸(駐車料金のかからない場所)での紅葉見物に行った。夕方、簡単メニューのもつ鍋で一献傾けながら、もう一人の学生時代(石川小松出身)友人も交えて、夜おそくまで語り合い、旧交を温めた。その日は三人で久しぶりでの枕並べての爆睡に入った。(五福の彼の下宿で徹夜麻雀した時以来。)
11/6朝、私の手作りの朝食を取った後、我々の母校の五福の大学のキャンパスを訪れた。ついでに、その日も快晴であったため、立山連峰と富山市街地に一望できる呉羽山の展望台へと足を伸ばした。立山連峰をバックに三人の記念写真を撮り、三人の再会を約して別れとなった。その後、我々東京へ向かう二人は、41号線経由で、奥飛騨、上高地、各紅葉を楽しみながら松本I/Cから中央高速道にのった。この旅のスタートであった新宿西口で友人を下ろし、2000kmの長い旅の無事の感謝と再会を約して、別れた。お疲れ様でした。 終り
竹沢