同期生のKさんから神戸で研修会があるので、研修会明けの土曜日に会おうと連絡があった。富山の友人が訪ねてくれることはめったになくて嬉しかった。聞けば、午前9時頃から午後1時頃まで4時間ほど時間があるとか。

「何処か行きたいところは?」と聞くと特別ないとの事。

では、

「観光に興味ある?」と聞くとあまりないとの返事。

だったら、

「今、市立博物館でルーブル美術館展をやっているから行ってみる?」と聞くと

「オルセーなら行ってみたいけど、ルーブルは・・・」と興味のない様子。

「じゃあプランは私に任せてくれる?」と言うと

「うん、頼むわ」との返事だった。

 

折角の機会だから何処か印象に残る所に案内したい。頭の中でいろんなプランが浮かんだが、結局会う寸前まで決まらなかった。

ところが、Kさんの顔を見た途端、「明石大橋に行ってみる?」と言葉が出た。昨日から考えていたプランの一つである。

すると二つ返事が返ってきた。「うん、行こう!」

神戸の市街地から明石大橋を渡って淡路SAまで約40分程である。私の拙い運転を怖がられながら、あっという間に淡路SAに着いた。淡路SAにある明石大橋の展望台に行き、対岸を見渡すベンチに腰掛けて、大橋の下を行き交う船を眺めながらのお喋りタイム、楽しいひと時だった。

 

午後1時前には神戸を出たいというKさんの都合もあって、あまりゆっくりも出来ず、早々に引き返し、昼食を取るために神戸ハーバーランドのモザイクに車を止めた。

大急ぎでモザイクからポートタワー、海洋博物館、メリケンパークオリエンタルホテルに連なるハーバーランドの景観をチラッとだけ観てもらい、イタリアンの有名シェフ片岡護氏プロデュースのレストランでパスタランチをとった。

 

駆け足の観光、合間に沢山のおしゃべり、まだまだ時間が足りない気分のまま午後1時少し前、神戸駅に車をつけた。