2007年3月の記事一覧

記念写真(2006_21)

デジャヴ

  • 雑談

デジャヴ この風景はどこかで見たことがあるとか、以前体験したことがあると感じることがないだろうか。こういった感覚を既視感(きしかん)と言い、フランス語でデジャヴと言う。
 最近観た映画は、監督トニー・スコット、主演デンゼル・ワシントンの「デジャヴ」だ。素早いカットでテンポよく話が進む。奇抜な展開に幻惑されながら、ひとコマひとコマのショット。点と点が、ラストシーンに向かって線となって繋がっていく。ラストでそれらのカットが伏線であったことに気付く。その伏線が「デジャヴ」だ。
 沢山の乗船客と多くの幸せを乗せて走るフェリーが爆破される。デンゼル・ワシントンが演じる捜査官が、犯人を追い詰めていく。今と四日前が時空を越えて交錯しながら捜査が進む。SF的感覚の中で、アクション・サスペンスが展開される。文句なく楽しめるエンターテイメント作品に仕上がっている。

橋立でプチオフ会

  • 例会

割鮮しんとく 先日、同期生から「金沢近辺に出張するので、一緒に昼食はどうか」と電話があった。こんな誘いは大歓迎である。
 ブログで紹介した「海鮮丼」が食べたいとのことである。何時もこのブログを見てくれているようだ。益々嬉しくなってくる。
 待ち合わせたのが昼近くだったので、橋立までは北陸自動車道を使った。徳光SAに車を止め、ここから彼の車でECゲートから北陸自動車道に入る。北陸自動車道を片山津ICで下りれば、直に橋立である。
 30分も走れば橋立の「やしま」に着く。ところが、「やってるよ」という例の看板がない。定休日である。残念ながら、目的の海鮮丼とはいかなかったが、近くにあった「割鮮しんとく」で、浜弁当での昼食となった。
 帰りは、徳光SAで降ろしてもらい、彼はそのまま北陸自動車道を富山へと帰っていった。

記念写真(2006_20)

能登沖で震度6強の地震

  • 雑談

 3月25日午前9時42分に、能登沖を震源地にした震度6強の地震があった。
 最初に、ググググッと腹に感じる不気味な縦揺れがきた。直に、ガタガタガタと家が揺れ始めた。灯油のボイラーが運転を中止したとしゃべり始めた。
 一瞬身体が固まって動けなかったが、直に気を取り直して、テーブルの下に身体を埋めた。関東に長く居たこともあり、地震の揺れには慣れている積りでいた。しかし、今回の揺れは、今までに経験したことのない不気味なものだった。
 幸い我が家には被害はなかったが、富山でも強い揺れがあったようだ。みんなも大丈夫だったろうか、心配しながら、被害がないことを祈っている。(25日10:33)

追記:

  1. 3/25 18:11 当地で震度3の少し大きめの余震がありました。これについても、こちらでは被害はありませんでした。能登地区を中心に余震が続いているようで、今後も震度5程度の余震の恐れがあるとのことです。
  2. 3/25 18:32 ご心配の電話、ありがとうございます。幸いにも我が家や我が家の周りには被害はありません。ただし、県内能登地域や富山県内で被害が出ていると、ローカルテレビ番組で報道しています。こちらが心配です。
  3. 3/26 7:16 当地で震度3の余震がありました。これについても、こちらでは被害はありませんでした。
  4. 3/26 14:26 能登地方で震度5弱の余震。当地では震度2程度。今までに、197回の余震。こちらでは被害はありません。

記念写真(2006_19)

大和デパート

  • 雑談

大和デパート 「街に行く」と言う言葉の響に郷愁を覚える。中学の頃までの私にとって、「街に行く」とは、「富山の総曲輪通り(そうがわどおり)や西町(にしちょう)に行く」ことを意味していた。
 親父やお袋に「街に行く」と言われると、おめかしをする。「おめかし」と言っても、学校の制服を着て、手でほこりを払うこと位である。街に行けば、何かしら目新しいものが見れる。そんな期待に胸膨らませ、緊張したものである。
 街の象徴は、「大和デパート」であった。そこには、最先端の文化があった。万国博覧会にでも来たように、目を輝かせて通りを歩く。総曲輪通りや大和デパートには沢山の人が溢れていた。
 総曲輪通りの食堂で、一緒に来た近所のおばちゃんに黒いサイダーだと進められて飲んだコークを思い出す。なんと不思議な飲み物かと思った。今ではなんの抵抗もなく飲むコーラだが、初めてのコーラはコップ一杯飲むのにも苦労した記憶がある。
 そんな時代の象徴である「大和デパート」が移転する。移転先は、総曲輪通りの国道41号線沿いの入り口付近である。着々と工事が進んでいる。今年の秋頃には完成するのではないだろうか。
 街に憧れた頃の思い出が一杯詰まった「大和デパート」が新しく生まれ変わる。今の建物は壊されるのかも知れない。感慨深いものがある。
 ところで、今の西町や総曲輪通りに、あの頃を思わせる人通りや賑わいはない。新しくできる大和デパートが、あの頃の賑わいを呼び戻してくれると嬉しい。ラッピングされて走る市電だけがニギニギしいのは、やはり寂しい。

 記事の最初、最後と、右側の「目次(カテゴリ)」にある「今までの記事一覧」を見て欲しい。
 イメージ的には、同期会報(新聞)のように見えないだろうか。
 特徴は...

  1. 記事の分類(カテゴリ)毎にまとめて、画面に配置している。
  2. それぞれのカテゴリの最新の記事の概要を掲示している。
  3. カテゴリ内の最新5つの記事のタイトルを表示して、記事本体へもリンクしている。
  4. カテゴリに含まれている記事を、一括して見ることもできる。
 こうすることで、見ている人に、このブログに含まれる記事の全体像を、常に簡単に把握してもらうことができる。
 そして、掲示されている記事一覧の中から興味のある記事を見てもらうことがきる。
 正に「新聞」と言うか週刊誌というか、同期会報といった感覚で見てもらえるのではないかと思う。
 こんな発想のブログは見たことないと思う。世界初と自慢してもらって良いと思うのだが。いかがでしょうか。

韓国旅行記―帰り道

  • 雑談

 坂を下り、韓屋保存地区を外れると、おしゃれなブティックや雑貨屋、カフェなどが軒を並べる路地に出た。フッと神戸、北野の異人館街を思い出した。
 今では神戸の代表的な観光スポットとなっている北野であるが、私が大学生だった頃は異国情緒漂う住宅街で、観光客の姿を見かけることは殆んどなかった。北野が変わったのはNHKの朝の連続ドラマ「風見鶏の館」が放送されてからである。観光客が押し寄せ、異人館を核に北野の街が変わっていった。
 北村の路地を歩いていて、神戸の北野と同じ現象がここでも起きたのかなと勝手に想像した。
 路地を抜けると、国立民俗博物館前に出た。その隣が韓国最大の宮殿、景福宮である。どちらも休館。外から覗き込みながら、前を素通りした。

 そろそろ、足の方も限界に来ていた。ホテルまで寄り道しなければ二十分程の道のりだった。私達は少し足を速め、ホテルへの帰り道を急ぐことにした。
 寄り道はしないつもりだったが、寒さをしのぐために地下に降りると、ロッテデパートの入り口が眼に入った。暖かそうだし、ここを通り抜けて行こうと中に入る。
 そこは、所謂、デパ地下だった。好奇心に疲れも忘れ、食料品のコーナーへ。日本にあるもの、ないもの、娘とワイワイ言いながら見学して回る。ちょっとした異文化体験だった。最後にお菓子コーナーに行って、韓国のお菓子を買い、ホテルの部屋に戻った頃には、日が暮れ、部屋の窓から見える街は夜の光に包まれていた。

 久しぶりに歩いた足は、もう何処へも行かないと悲鳴を上げていた。今回の旅行はよく歩いた。何の予定も立てずに来た割には、盛りだくさんだった気がする。明日は朝寝坊して、ゆっくり帰ろう。今年のお正月休暇もあっと言う間だった。(おわり)

 金引の滝から降りて、県道9号線に戻る。これで、今回予定していたところを概ね観光したことになる。このまま、昨日降りた路綾部宮津道路の宮津天橋立ICから高速道路に乗って、家路に着こうかとも思ったが、それには少し時間が早い。急ぐ旅でもない、北陸自動車道の敦賀ICまでは一般道を行くことにした。
 県道9号線との交差点を左折して、宮津港方向に戻り、国道176号線と交差する丁字路を右折して、舞鶴方向に走る。
天橋立雪舟観展望休憩所 途中、観光案内にあった「天橋立雪舟観展望休憩所」に立ち寄ることにした。雪舟観には、途中で宮津港沿いの県道606号線に入らないといけなかった。宮津港沿いを暫く走ると右手に、赤い鳥居を見つけた。駐車場はなさそうである。しかし、階段の下に狭いスペースがあった。車をそこに止めた。軽自動車は小回りが利いてこういうときも便利だ。
 階段の前に「天橋立雪舟観展望休憩所」という案内板もある。早速、鳥居をくぐりながら階段を登った。
雪舟観からの天橋立 案内板には、『室町時代の大成者「雪舟」が描いた「国宝天橋立図」は栗田峠あたりの山から写生されたのではないかと言われています。その天橋立図に描かれている眺めに相応したこの地からの景観を天橋立十景の一つ「雪舟観」と呼んでいます。』とあった。
 鳥居を上ったところに社があり、その社をもう一段登りきると、少し狭い空間がある。雪舟はここからの景観を天橋立図にしたのだろう。天橋立が横一線に見える。
 暫くの間、室町時代に思いを馳せて、雪舟が見たであろう天橋立を眺めた。(京都国立博物館所蔵「国宝天橋立図」

 この後、今来た道を、国道176号線に戻り、そこから舞鶴に出て、北陸自動車道に入り、家路へと着いた。
 今回の旅は、一泊二日の短い旅ではあったが、いろんな人と出会えた思い出深い旅になった。(おわり)

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