昨日は、今年一番の快晴となった。こんな快晴は、冬の北陸地方ではめったにない。晴れたときでも山頂に雲が掛かっていることが多く、なかなか思うように立山連峰は見えない。
実は、氷見市のホームページにある遠隔操作ができるカメラで、リアルタイムに立山連峰を見ることができる。
早速、そのページにアクセスした。案の定、朝の内は、立山連峰には雲が掛かっていて、よく見えないようだった。しかし、昼近くになると、その雲も取れて、薄っすらと立山連峰が見えていた。
天気予報では、明日からまた天気は崩れるとのことである。今しかないと思い、カメラを取ってラパンを走らせた。山側環状道路で金沢森本ICに出て、北陸道を富山に向かう。
倶利伽羅峠 (くりからとうげ)を過ぎ、小矢部インターへのカーブを右に曲がったところで、立山連峰が目の前に迫ってきた。この分では、日本海越しの立山連峰も期待できるとワクワクしてくる。
小矢部ジャンクションから立山連峰を右手に見ながら、能越道を終点まで走って、氷見に向かった。
最初の写真は、「虻が島(あぶがしま)」越しに見る立山連峰、真ん中が「唐島」越しに見た立山連峰である。
虻が島越しの写真は、同じく写真を撮りにきていた老夫婦と、どちらからともなく、にっこりと挨拶をしながら、シャッタを押した。
唐島越しの写真を撮った帰りに、幼稚園児を引率する先生と「こんには。良い天気ですねぇ?」と挨拶を交わしながら車に戻った。園児たちは、「わぁ?、きれいだぁ?」とワイワイと私の傍を通り過ぎていった。
最後の写真は、雨晴(あまばらし)から見た立山連峰である。ここでも、地元のおじいさんに、「どう。よい写真撮れた?」「こんなに良く見える日は、めったに無いからねぇ?」と声を掛けられ、挨拶しながら、海越しの立山連峰にしばし見入った。
氷見から高岡に出て、能越道から北陸道を通って家路に着いた。車のステレオからずっと流れていた「一青窈(ひととよう)」の歌が、なぜか似合っていた。