映画「武士の一分」

武士の一分 昨日(火曜日)はレディースデイ、何が何でも映画を観るぞ! と固い決心をして学校を出た。(PM6:00)
 要領が悪いというか何というか、勤務時間をいつも超える生活を続けること30数年。
 「要領よく仕事を済ませ、学校を出る」・・・・今年はそれを実践しようと決意。(できないかも・・笑い)

 予定では「硫黄島からの手紙」を観るつもりだったが、今日から時間が変わって20:00からになっていた(あっ要領悪い!)
 せっかく来た映画館!!・・・帰るのも悔しいぃ!
 山田洋次監督はいいけれど主役がキムタクではと、侮っていた「武士の一分」を観て帰ることに急遽変更。この選択は是か非か?迷った! が、1000円で十二分の満足を得た!

 「あんな、整い過ぎの美男子は嫌!(キムタク!は軽い!)」と決めていた自分を恥ずかしく思った。ともかく「よかった!!」キムタクは演技がうまいとは言えないが、一生懸命が伝わってくる。
 日本人のなかにある(あった)慎ましやかで、潔く、美しい物腰。(今はもう失われている!)ほのぼのとした夫婦愛etc・・・。四季の移ろい、陽、陰、風で表現されるシーンが実に美しい!
 「ユートピアだ」とその昔、鎖国の日本人の生活を表現した欧米人がいたと言うが、まさにそれだ。
 江戸時代の侍、とある名もない地方(鶴岡と設定)の下級武士の生活(衣、食、住)の細やかな演出にも感動!・・・麻の裃にアイロンを当てるシーン、素朴な煮物、みそ汁を箱御膳でいただく食事、箸や椀の扱い、手洗い(水の扱い方)、畳み目・床の間の柱等々。何一つ無駄のない生活がなんと美しく映像化されていることか!
 まだ、鑑賞しておられない殿方、是非ご夫婦で(恋人デモ可!!きけん?)、女性にはきっと喜んでもらえる映画だと思う。

 女房役の女優「檀れい」の演技もいいが、年甲斐もなく木村拓哉のファンになった2007年1月9日でした。終わり。

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このページは、ofoursが2007年1月10日 08:49に書いた記事です。

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