中村幹雄 著

 

Kindle 1210円、ペーパーバック 1597円

だいじょうぶ? 食の安全

明日の子どものために

中 村 幹 雄

私たちが健康に良いと思って食べている食品が、実は身体にはあまり良くないということがあります。また、日ごろ便利に美味しく食べている食品に、いろんな食品添加物や原材料が使われていたりします。

本書で、わたしたちが日頃食べている食品に使われている食品添加物や原材料の実態や、それらを摂取することでの健康リスクを知っていただければと思います。そして本書が、みなさんが健康な食生活をおくるための一助となれば幸いです。

(「以下「あとがき」から引用)

厚労省が一元的に担っていた食品安全行政(健康影響評価、規格・基準、表示、監視等)が、内閣府食品安全委員会の設置、消費者庁・消費者委員会設置・所掌の移管で、バラバラになりました食品表示の移管先の消費者庁のヤル気はどうでしょうか。鳴り物入りで制定された食品表示法(公布:平成25年6月28日)で、「今後の検討課題」とされた主要な事項は進んだのでしょうか。食の安全とは関係の薄い加工食品の原料・原産地表示が2017年9月1日に施行されたのみです。肝心のアレルゲンや添加物の表示は、手つかずです。国際レベルに達しない状況では、まじかに迫った東京オリンピックの訪日客もとまどうことでしょう。

中村 幹雄(なかむら みきお)

 

三重県出身。1971年に名古屋市立大学薬学部卒業後、同大学大学院薬学研究科を修了。三栄化学工業株式会社の香料研究部、品質保証部、色素部を経て三栄源エフ・エフ・アイ株式会社常務取締役に就任。

三栄源エフ・エフ・アイ株式会社では、品質保証部長、原料資材部長。経営、推進室長、研究担当、学術担当。フィリップス・ハイドロコロイドリサーチ会社(英国)担当を歴任。

2007年に退職後、2007年から2011年度まで名古屋学芸大学非常勤講師(食品栄養学)。2008年からは鈴鹿医療科学大学薬学部客員教授(医薬品・食品安全学研究室)として教鞭をとる。

また、2016年には参議院TPP特別委員会から参考人の要請を受ける。

医薬関係では、厚生省第13改正及び第14改正日本薬局方作成に従事。

食添関係では、厚生労働省第8版食品添加物公定書検討会構成員。

表示関係では、消費者庁食品表示一元化検討会委員

著書

「食の安全と安心」(オブアワーズ 2011年3月)

「食と消費者の権利」(オブアワーズ 2009年10月)

「第7版食品添加物公定書解説書」(編集委員 廣川書店 1999年 5月)

「概説食用天然色素」(共著 光琳 1993年12月)

「最近の製剤技術とその応用」(分担執筆 医薬ジャーナル社 1985年 5月)

学会

日本薬学会 日本薬剤学会 日本社会薬学会 日本癌学会 日本毒性病理学会 日本小児アレルギー学会 日本食品衛生学会 日本食品化学学会 AOAC 他

社会活動

NPO法人食品安全グローバルネットワーク理事(事務局長)

著者紹介

有限会社オブアワーズ 〒921-8815 石川県野々市市本町4-9-38 TEL: 050-3430-1193 FAX: 076-294-1126