「限定相続の実務」編集記の最近のブログ記事
今日ちょっと驚いたことがある。
五右衛門さんの「限定相続の実務」は、お陰様で売り切れてしまった。
ところが最近、在庫がないかといった問合せの電話が多く掛かるようになってきた。
そこで、どうしたことかとアマゾンを調べてみたところ、なんと定価3150円が、ブレミアが付いて8000円で売られていた。ビックリした。
実は、「限定相続の実務」の改定版を計画している。原稿は概ね書き上がったようである。今まで、「対話型出版」という新しい試みで、インターネットの掲示板の仕組みを使って、読者のみなさんからの実務上の疑問にお答えしていた。
今回の改訂版では、これらの実務上の生の疑問にお答えしたものを、できるだけそのままの形で掲載しようと思っている。実際の業務では、細々とした疑問も多く出てくるものである。きっと、そんな疑問の解決の参考にしてもらえるのではないかと思う。
より実務に近いところで、活用していただける本になると思っている。乞うご期待である。
そんなわけで、ボリュームもかなり増えそうだ。ただし、8000円ということには決してならないと思う。3000円台で大丈夫と思っているのだが。
限定相続を理解せずして、相続を理解したとは言えない。
限定承認を理解すると相続のすべてがわかる。
単純相続と相続放棄の中間形態ともいうべき限定相続の実務を理解せずして、相続制度を理解したとは言えない。
単純相続と相続放棄の中間形態ともいうべき限定承認(限定相続)という相続手続の概要の説明を主眼として、限定承認にともなう税務・登記手続き等及び抵当権等が設定されている場合における先買権行使の方法等についても説明して、相続の全態様を、実務でのノウハウとともに、実践的・実務的に説明しょうとするものである。
本書のような「限定相続に関する法律と税務の解説本」が一冊も公刊されていなかったためか、販売開始後、全国の弁護士協同組合様でも、取り纏めの上、続々とご注文をいただいております。