投資: 2008年1月アーカイブ
さて、今年はどういった年になるだろうか。一月の東証株価の動きを見ているのだが、予想通りの展開になりそうである。
昨年に予想した日経平均1万円、為替も対ドル100円が視野に入ってきた。当分、冬眠を続けるしかなさそうである。
ところで、日経新聞で日本の代表企業の社長の予想が掲載されていた。それによれば、前半は安く推移して、後半に持ち直すという社長が多かった。
新興国市場の活況が、世界経済をけん引して行くと予想しているようである。
しかし、残念ながら、何時ものように願望的予想ということになるだろう。
グローバル化したマネーは、分散して流れるのではなく、集中して流れる。いままで米国経済は、マネーの流れのポンプ役を担ってきた。新興国経済が米国に代わって、マネーを世界に流すポンプ役になるとでも言うのであろうか。役不足なのは論を待たない。
こう考えると、日経平均は年央までは持つとしても、年央から年末に掛けて、相当厳しいことになると考えるのが良さそうである。
しかし、日経平均が下がっても、日経平均に入っていない銘柄で上がっていく銘柄もある。利益の出ている銘柄は持続して持って、損をしている銘柄を整理しながら、こういった地味に上がっていく銘柄を買っていくようにしないといけないだろう。
ただ、前回のバブル崩壊の時は、二年近く株取引はしなかった。今回もそうなるかも知れない。今年は正念場の年になりそうだ。
そう言えば、日本でもサブプライム関連で損失を計上するメガバンクがある。一方、米国の証券会社に出資するメガバンクもあるのだが、そんな場合かと違和感を感じている。
「景気の先行き」
http://www.ofours.com/bentenkozo/archives/2007/08/post_476.html
「日経平均暴落」
http://www.ofours.com/bentenkozo/archives/2007/08/post_477.html