投資: 2005年11月アーカイブ
今日の日経新聞の14面に、『「日経平均1万4000円台」内需株買い強まる』と、『本国送金、ドル高後押し-米企業、雇用創出法にらむ-』といった記事が並んでいた。
東証株価は、小泉内閣発足時の価格を上回った。新聞やテレビ報道では、これから益々景気が上向くといった印象を与えるものが多くなってきている。
果たして、報道のように、上昇していくのだろうか。もし、この見通しが正しいとすれば、秋の夜長を月見酒で過ごそうとしている私は、儲け損ねることになる。
私の予想では、今頃は景気も下降局面に向かうと言うものであった。しかし、今の状況からすれば、この上昇局面は、12月中頃までは続く勢いのようにも写る。従前の予想よりも2・3ヶ月位後にずれることになるのかも知れない。山が高ければ、それだけ谷も深いことになるのではないか、今の私の予想である。
一方、為替は、円安に動いている。予想通り120円に近づきつつある。日本株が高くなれば、株を買うのに円が必要になって円高となるといったことでは説明できない動きとなっている。冒頭の米国の雇用創出法に、深く関係しているのかも知れない。
短期的な予想ということでは、私の予想が外れているのは確かである。言い訳っぽいが、ここは自分を信じて我慢して動くなということだろう。
今肝要なことは、トレンドがどちらに動いても、アタフタしないように、準備しておくことだろう。くれぐれも、評論家の口車に乗ることだけは避けたいものである。