投資: 2004年12月アーカイブ
株価は景気の先行指数と言われる。
最近の東証株価を見ていると、ハッキリとしない踊り場的な動きをしている。なにやらITバブル破裂期の動きを連想する。
日本には景気循環の下降局面に、なぜか景気のコブができる癖があると、歴史が語っている。ここのところ、そのコブが出てきているように思われる。どうも中国特需によるコブのように思える。
確かに最近、中国経済の成長を期待する、他人頼りの設備投資が目立ち始めたように思う。まずいと思う。意識しての賭けかどうかは別にして、そんな賭けに出た企業には近寄らないのが肝要なのかも知れない。
特需は続くものではない。いずれかは萎ぼむ。バブルのようなものである。ちょっと前はITバブルが破裂したと言われた。ひょっとすると、2、3年後の歴史の教科書には、来年は中国特需バブルが弾けた年と書かれるようになるかも知れない。
日本は、まだまだ、長期成長が復活したとは思えない。日本経済の復活を肌で感じるている人は少ないだろう。ここは、自分の動物的直感を大切にしたいと思う。