ACCS事件に思う: 2005年1月アーカイブ
スラッシュドット ジャパンで次のような記事を目にした。
「Lynxでアクセスしたら逮捕された?」
http://slashdot.jp/articles/05/01/29/0848215.shtml?topic=74
koshian 曰く、 "セキュリティホールmemo MLで知ったのですが、スマトラ沖地震救援支援の寄付をしようとテキストブラウザ「Lynx」でウェブサイトにアクセスしたイギリスの男性が、なぜか逮捕されたようです。boingboingの記事ではその理由を「nonstandardなブラウザを使ったため」と書いています。
今はまだ、事実関係は定かではない。しかし、この記事を読むにつけ、ACCS事件でも問題と思った「不正アクセスとは何?」を改めて考えさせれらてしまう。
【2005.1.31 追記】 誤報のようでもある
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ACCS不正アクセス裁判が結審し、判決は、3月25日に言い渡される。
YAHOO! NEWSの報道によれば
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050124-00000002-imp-sci
検察側は論告で、被告の行為は通常であればFTPサーバーによってIDとパスワードが必要とされるファイルに対してこれを回避する方法でアクセスしたものであり、不正アクセス行為に相当すると主張。
とある。
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一般的に、サーバのCGI領域に格納されているテキストファイルやhtmlファイル(ホームページ)は、ブラウザで単にそのファイルのアドレスを指定して見ようとしても拒否され、見ることができない。
(1) ブラウザで一般的な方法で見れない状態にあるのだから、サーバは利用制御されている。
(2) サーバにファィルを格納する場合、FTPを利用するが、その際、ユーザIDとパスワードを指定しないと、当該領域にはアクセスできない。
だから、サーバは利用制御下にあり、その制御を超えてファイルにアクセスすることは、不正アクセス禁止法に違反する。
と、言えるだろうか。
ACCS事件と不正アクセス禁止法に思うの続きを読む
shi_moさんのブログ「タイトル未定」でACCS事件に関してmiscellaniesでの記事が紹介されている。
その中で、注目したのは、中段にあるoffice氏の掲示板として紹介されている「お馬鹿な質問 (office) 」である。
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