景気の先行き

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 私は以前から、経済が好景気から不景気に、あるいは、不景気から好景気へとギアーが入れ替わる時、その兆候が、日経新聞朝刊の一面の記事の中に現れると漠然と思っている。
 そんな中、今朝の日経朝刊一面トップに「景気拡大「1年以上続く」が過半数・社長100人アンケート」という記事が載っていた。

 景気拡大局面が「さらに1年以上続く」との回答が4月の前回調査の44%から54%に拡大した。・・・
 一方、参院選惨敗後も安倍晋三首相の続投を支持する意見が8割を占め、政局混乱で税制・社会保障など構造改革の遅れを懸念する声が多い。
とあった。
 この記事を読んで、「今回の景気もピークを打って、下降局面に入った」と直感した。
 ここのところ他の機関の世論調査では「内閣支持率の下降が止まらず20%台になった」と報道されるのを目にすることが多くなってきた。にも係わらず、社長達の8割が安部内閣を支持しているという。これは、社会の動きに目を瞑った(見たくないという)社長達の願望ということであろう。
 社長達が予想する『景気拡大「1年以上続く」』もまた、世界の動きに目を瞑った願望(不安の裏返し)とも取れる。
 世界の動きの中で、最後のババを掴まされないよう、心しなくてはいけない状況になってきたようである。

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このページは、弁天小僧が2007年8月 6日 10:18に書いたブログ記事です。

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