携帯電話の競争相手
携帯電話番号ポータビリティ(MNP)が始まった。それに合わせてソフトバンクが同社の携帯電話間の通話料を無料するなど、携帯電話会社間の競争が激しくなる気配である。(参考:
ソフトバンクの「予想外割」は本当に安いのか)
しかし、今スカイプを使い始めて思うのだが、携帯電話の競争相手は、携帯電話ではなく、スカイプのようなサービスではないかと思い始めている。
携帯電話の特徴を考えてみると、個人間の連絡用の道具であることと、場所を問わず相手と話しができるところにある。いずれも、固定電話にはなかった機能であり、通話料金が高いにも係わらず、多くの人に受け入れられ、使われている。
一方、携帯電話で長電話する時のことを考えてみると、椅子に座ってとか、ベットでゴロゴロしながらとか、パソコンの画面を見ながらとか、いずれにしても部屋の中など、落ち着いた場所で話しをしている。 携帯電話で、歩きながら長電話することはそう多くはない。歩きながら携帯電話を使うのは、一言二言で済むようなちょっとした用事の連絡である。
要するに、個人間で直接コンタクトが取れて、プライベートな環境で話ができるのであれば、歩きながら話せる携帯電話である必要はないと言うことだろう。
スカイプは、こういった要求にほぼ応えてくれる。スカイプ対応のコードレス電話と組み合わせて使えば、部屋の中でコーヒーを入れながらとか、ちょっとした用をしながら話せる。相手もスカイプであれば、通話料は無料で、基本料もなにも要らない。
有料ではあるが、かなり安価に、掛かってきた電話を、携帯電話に転送できる。また、スカイブ専用の電話番号を取れば、相手からの電話をパソコンで受けたり、携帯電話で受けたりと、使い分けることもできる。そして、このスカイプの番号を維持すれば、携帯電話の番号を変えても影響は少ないだろう。
固定電話、IP電話、携帯電話やスカイプなど、それぞれの電話の都合の良い所を組み合わせて、賢く自分の通信環境を整える時代が来ているように思う。時代は流れている。
(この記事では、スカイプと言う個別商品をPRしている積りはないので、「スカイブ」を「スカイプのようなサービス」と読み替えて読んで頂ければ幸いである。)
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携帯市場で盛り上がっているMNP! 携帯電話番号ポータビリティのことですよ!^^ なにやらauがキャンペーンを行うみたいですね! その名も「大満足... 続きを読む